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浦和vs鳥栖は必見の大一番 闘莉王が復帰した名古屋の戦いにも注目【プレビュー:明治安田J1 2nd 第11節】

2016年9月10日(土) 13:41

浦和vs鳥栖は必見の大一番 闘莉王が復帰した名古屋の戦いにも注目【プレビュー:明治安田J1 2nd 第11節】

浦和vs鳥栖は必見の大一番 闘莉王が復帰した名古屋の戦いにも注目【プレビュー:明治安田J1 2nd 第11節】
2位浦和と3位鳥栖の直接対決は、優勝争いに関わる大一番だ

残り7試合となった明治安田生命J1リーグ 2ndステージは、首位の川崎Fから6位の柏までが勝点3差にひしめき合う混戦模様を呈してきた。

優勝争いを占ううえで、大一番となりそうなのが2位浦和と3位鳥栖の一戦だ。1ポイント差で迎える直接対決は、勝ったほうが優勝に大きく近づく重要な戦いとなる。ホームの浦和は現在2連敗中ながら、直近の公式戦であるルヴァンカップでは神戸に2連勝と決して状態は悪くない。怪我で離脱していた槙野 智章も復帰の見込みで、万全の態勢でこの試合に臨めるだろう。対する鳥栖は安定した守りと少ないチャンスをモノにする高い決定力を武器に快進撃を遂げている。エース豊田 陽平だけでなく、鎌田 大地ら攻撃陣が好調を維持しているだけに、浦和相手にも引けを取らない戦いを演じるはずだ。確固たる守備の戦術を備えるマッシモ フィッカデンティ監督の手腕にも注目したい。

首位の川崎Fは福岡とのホームゲームに臨む。前節は柏に大敗を喫し、直近の天皇杯でもJ3の秋田相手に苦戦を強いられた。隙のなかった一時期の強さに陰りが見えるなか、今節は再び勢いを得るための重要な一戦となる。ただし、福岡は年間勝点で最下位に沈む相手とはいえ、優勝のかかった1stステージの対戦ではまさかのドローに終わり、結果的に優勝を逃している。川崎Fにとって因縁の相手と言えるが、同じ轍を踏まないためにも確実に勝利を収めたいところだ。

レアンドロとペドロ ジュニオールが好調の神戸。4連勝を懸けて磐田との一戦に臨む
レアンドロとペドロ ジュニオールが好調の神戸。4連勝を懸けて磐田との一戦に臨む

4位のG大阪は甲府をホームに迎える。ここ5試合で4勝と好調を維持しており、ルヴァンカップでも広島を撃破して勢いに乗る。絶好調の長沢 駿がゴールを量産しており、今節もこのストライカーのパフォーマンスがカギを握りそうだ。対する甲府も3戦負けなしと状態を上げている。課題の守備が安定感を取り戻し、接戦をものにする勝負強さも見せ始めている。今節も押し込まれる展開が予想されるなかで、粘り強く勝点を奪い取る戦いを演じていくはずだ。

5位の神戸はアウェイで磐田と対戦。現在3連勝中と勢いに乗るチームは、堅い守りと前線の決定力を生かす戦いが完全にはまり、結果を出している。なかでもレアンドロ、ペドロ ジュニオールの2枚看板はリーグ屈指の破壊力を秘めており、この2トップが額面通りの働きを見せれば、結果は自ずとついてくるだろう。対する磐田は前節、2ndステージ初勝利を挙げた。その良い流れを今節にもつなげられるかどうか。連勝を果たし、上昇気流に乗りたいところだ。

2連勝中の柏と3戦無敗の鹿島が激突。柏は鹿島相手にダブルなるか!?
2連勝中の柏と3戦無敗の鹿島が激突。柏は鹿島相手にダブルなるか!?

柏vs鹿島の一戦も興味深い。前節に川崎Fを撃破したのをはじめ、圧倒的な攻撃力で躍進を遂げ、首位に勝点3差の6位につける。逆転でのステージ制覇を狙うには、1stステージを制した鹿島との戦いが試金石となるだろう。絶好調のディエゴ オリヴェイラを中心としたアグレッシブな戦いを実現したい。鹿島も3試合負けなしと一時期の不調から脱している。監督問題も収束し、チームは再び一体感を備えて反攻体制を整えている。柏の攻撃をいかに凌ぎ、自分たちのペースに持ち込めるかがこの試合のポイントとなるだろう。

ともに首位に勝点5差で、優勝の可能性をわずかに残す横浜FMと広島は、それぞれ仙台と大宮と対戦する。横浜FMはここ3試合勝利がないものの、直近のルヴァンカップでは大宮に勝利し準決勝に進出した。大黒柱の中村 俊輔の欠場が続くなか、齋藤 学が好調を維持。中澤 佑二を中心とした守備は安定感を備えているだけに、いかにゴールを奪えるかが大きなテーマと言えそうだ。

大宮をホームに迎える広島は、ルヴァンカップでG大阪に敗れたショックをいかに払しょくできるか。怪我人が徐々に復帰し戦力は整いつつあるだけに、逆転優勝に向けてそろそろギアを上げていきたい。大宮もルヴァンカップで敗退し、メンタル的には広島と同じ状態にある。とはいえ、リーグ戦では4戦負けなしと状態は悪くないだけに、上位進出を目指したアグレッシブな戦いを演じたい。

名古屋に復帰した闘莉王。果たして名古屋の救世主となれるのか
名古屋に復帰した闘莉王。果たして名古屋の救世主となれるのか

8連敗中と泥沼にはまっている湘南は、FC東京の本拠地に乗り込む。残留のためには勝利こそが求められるなか、いかに現状を変えていけるかどうか。曺 貴裁監督の手綱さばきに大きな期待がかかる。FC東京は篠田 善之新監督のもと、復調の気配を漂わせている。リーグ戦ではここ5試合で3勝を挙げ、ルヴァンカップでも準決勝進出を決めた。リオ五輪を経験した中島 翔哉がようやく結果を出し始めるなど、選手層も厚みを増してきた印象。前半戦のマイナスが響き、現状は中位以下にとどまっているが、残り7試合の巻き返しに期待が持てそうだ。

同じく窮地に立たされている名古屋は、監督交代後も公式戦で結果を出せていない。そんななか今節、電撃復帰を果たした田中マルクス闘莉王が出場濃厚。プレーだけでなく精神的支柱でもあるこの闘将は、果たして名古屋の救世主となれるのか。今節の新潟戦で、その真価が問われるだろう。仮に結果がでないようだと、いよいよ危機的状況に追い込まれてしまう。名古屋にとっては運命の一戦と言えそうだ。

■2nd 第11節の見どころをチェック
仙台vs横浜FM
磐田vs神戸
浦和vs鳥栖
柏vs鹿島
FC東京vs湘南
川崎Fvs福岡
新潟vs名古屋
G大阪vs甲府
広島vs大宮

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