明治安田生命J2リーグは21日に第30節の11試合が行われ、首位の札幌と2位の松本がともにスコアレスドローに、C大阪が金沢を下して3位に浮上した。
首位の札幌と5位京都の一戦は、前半から一進一退の攻防となったが、ともにゴールを割ることが出来ない。結局後半に入っても試合は動かず0-0のスコアレスドローに終わっている。山口のホームに乗り込んだ2位の松本も精細を欠き、0-0に終わっている。
千葉のホームに乗り込んだ3位の岡山は9分、町田 也真人に先制点を奪われると、73分にはエウトンに押し込まれて0-2。6試合ぶりの黒星で4位に転落した。
その岡山と入れ替わって3位に浮上したのは金沢と対戦したC大阪。丸橋 祐介の今季初ゴールで先制すると、後半に関口 訓充と杉本 健勇が加点し、金沢を3-1で下している。
4連勝中と勢いに乗る横浜FCは清水と対戦。イバを中心とした攻撃陣が清水ゴールに迫るも決めきれずに前半を折り返すと、47分に金子 翔太に先制点を許してしまう。さらに53分には白崎 凌兵にヘッドを決められて後半序盤に2失点。その後の反撃も実らず0-2で敗れて連勝がストップ、8試合ぶりの黒星を喫している。
この結果、1試合消化の少ない札幌が勝点63でトップを維持。松本が同57で続き、勝利して同54としたC大阪が岡山を抜いて3位に浮上。清水は同51とし、得失点差で京都を上回って5位に順位を上げている。
水戸は白井 永地の2ゴールの活躍など3得点を挙げて、3-2と讃岐との壮絶なシーソーゲームを制した。東京Vとホームで対戦した徳島は、9分までに2点を先取すると、37分にカルリーニョスが追加点。後半に1点を返されたものの3-1と快勝を収めている。北九州は9分の小松 塁のゴールを皮切りに一挙6ゴール。熊本を6-1で下して9試合ぶりの勝利を手にしている。
未勝利が続く山形と岐阜はあと1点が遠く1-1のドローに。町田vs群馬は0-0のスコアレスドローで終了。終盤に愛媛に先制点を許した長崎は後半アディショナルタイム、途中出場の梶川 諒太が土壇場で同点ゴールを決めて1-1の引き分けに持ち込んでいる。
なお、明治安田生命J2リーグは天皇杯の開幕により、3週間の中断期間に入る。次節は9月11日(日)に開催される。
■試合データ
山形vs岐阜
水戸vs讃岐
千葉vs岡山
横浜FCvs清水
金沢vsC大阪
徳島vs東京V
長崎vs愛媛
町田vs群馬
京都vs札幌
山口vs松本
熊本vs北九州