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連勝の横浜FMは好調の神戸と激突 司令塔不在の川崎Fは正念場の一戦【プレビュー:明治安田J1 2nd 第3節】

2016年7月13日(水) 12:10

連勝の横浜FMは好調の神戸と激突 司令塔不在の川崎Fは正念場の一戦【プレビュー:明治安田J1 2nd 第3節】

連勝の横浜FMは好調の神戸と激突 司令塔不在の川崎Fは正念場の一戦【プレビュー:明治安田J1 2nd 第3節】
ともに攻撃陣が好調の横浜FMと神戸。白熱の一戦の行方は?

前節から中3日で迎える明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第3節。年間順位、2ndステージともに首位に立つ川崎Fは、ホームに新潟を迎える。2試合で6得点と攻撃陣が好調な川崎Fだが、今節は中村 憲剛が怪我により出場できない。攻撃を巧みに操るこの司令塔の不在がどのような影響をもたらすのか。正念場の一戦と言えるだろう。対する新潟は2連敗と2ndステージに入ってなかなか調子が上がらない。ともに0-1の敗戦と接戦をものにできておらず、勝負どころでの脆さが顔を覗かせている。いかに粘り強く戦い、大事な場面でパワーをかけられるかどうか。その見極めが勝敗を分けそうだ。

同じく2試合・6得点で、2ndステージでは川崎Fと並んで首位に立つ横浜FMは、ホームに神戸を迎える。前節は前半こそ福岡に手こずったものの、終わってみれば3得点で圧勝。離脱していた中村 俊輔がピッチに立つなど、今後の戦いに向けても視界は良好だ。対する神戸も2ndステージは1勝1分と状態は悪くない。前節もビハインドを追いついての引き分けと、粘り強さも示している。ともに攻撃陣が好調を維持しているだけに、激しい打ち合いとなる可能性もあるだろう。

G大阪は宇佐美の移籍の影響を感じさせず状態を上げてきた
G大阪は宇佐美の移籍の影響を感じさせず状態を上げてきた

こちらも好調なG大阪は大宮の本拠地に乗り込む。宇佐美 貴史の移籍により戦力ダウンが懸念されたが、むしろ状態は右肩上がり。流れの中からでも、セットプレーからでも点が取れるG大阪スタイルがようやく機能しつつあり、敵地とはいえアグレッシブなサッカーを展開するだろう。大宮も1勝1分と2ndステージではまだ負けなし。前節も終盤のゴールで追いつき磐田と引き分けており、ポジティブな流れを保っている。前回対戦ではG大阪が勝利を収めているが、大宮とすればホームで意地を見せたいところだ。

浦和も2ndステージは連勝スタートで、1stステージから数えれば4連勝と波に乗る。今節はアウェイで仙台と対戦。こちらはステージを挟んで3連敗中と苦しい状況にある。両者の勢いの差は明白で、スタイルを考えても浦和が押し込む展開となるだろう。ここ2試合で6失点と守備に課題を抱える仙台とすれば、まずは守りを意識した戦いで、浦和の勢いを削ぎたい。

1stステージに苦しんだ鳥栖は、復調の気配を漂わせている。2ndステージは1勝1分で6位。何より得点を奪えるようになったのが好転のポイントだろう。エースの豊田 陽平だけでなく、鎌田 大地ら他のアタッカー陣も状態を上げており、前半戦に悩まされたゴール欠乏症は解消されつつある。今節顔を合わせる湘南に対しても、相手のお株を奪うようなアグレッシブなサッカーを展開できれば、2ndステージでの躍進も十分あり得るだろう。

クリスティアーノ(柏)とピーター ウタカ(広島)の両ストライカーは爆発するか?
クリスティアーノ(柏)とピーター ウタカ(広島)の両ストライカーは爆発するか?

柏vs広島はともに前節敗れたチーム同士の一戦。柏は浦和、広島は鹿島に力の差を見せつけられての完敗だっただけに、この短いインターバルでうまく立て直せるかがポイントとなる。前者はクリスティアーノ、後者はピーター ウタカと決定力の高いストライカーを備えており、彼らの出来も勝敗を分けるファクターとなるだろう。

広島を撃破した鹿島はホームに名古屋を迎える。2ndステージ開幕戦でG大阪に敗れたダメージをまるで感じさせず、広島に完勝を収めた前節の戦いぶりは、さすがはステージ優勝チームと言えるものだった。その勢いをつなげ、年間勝点争いで川崎Fに食らいついていきたい。対する名古屋は10試合勝利がなく、ついに降格圏へと足を踏み入れている。今夏の補強により戦力値を増したものの、前節は川崎Fに完敗。この状況下で鹿島との対戦は厳しいと言わざるを得ないが、前線にはシモビッチをはじめストロングポイントを備えたタレントを擁しているだけに、彼らの特長をうまく引き出して、結果へと結び付けたい。

扇原らを補強し戦力アップを図った名古屋。その効果は表れるか
扇原らを補強し戦力アップを図った名古屋。その効果は表れるか

同じく降格圏にいる甲府は磐田をホームに迎える。こちらも状況は苦しい。クリスティアーノの移籍により得点力の低下は否めず、2試合で4失点と守備も不安定。磐田には前回対戦で1-3と敗れており、相性でも分が悪い。5バックに近い布陣で守備を固めながら、鋭いカウンターを返す戦いで相手の隙を窺いたい。

年間勝点で最下位に沈む福岡も、現在3連敗中と苦境から抜け出せないでいる。前節は前半こそ互角に渡り合いながら、後半失速して横浜FMに敗れている。ウェリントンを頂点とした前線は破壊力を秘めているだけに、ここを上手く生かしたいところ。亀川 諒史と駒野 友一の両サイドからの攻撃がカギを握りそうだ。一方のFC東京は調子がいいとは言えないなかで、前節は1-0と甲府に競り勝った。守りは計算が立つだけに、あとはいかに点を取るか。一撃必殺のセットプレーが今節もよりどころとなるだろう。

■2nd 第3節の見どころをチェック
仙台vs浦和
鹿島vs名古屋
大宮vsG大阪
柏vs広島
川崎Fvs新潟
横浜FMvs神戸
湘南vs鳥栖
甲府vs磐田
福岡vsFC東京

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