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早くも第2章の幕が上がる 鹿島はいきなりG大阪との大一番に【プレビュー:明治安田J1 2nd 第1節】

2016年7月1日(金) 18:44

早くも第2章の幕が上がる 鹿島はいきなりG大阪との大一番に【プレビュー:明治安田J1 2nd 第1節】

早くも第2章の幕が上がる 鹿島はいきなりG大阪との大一番に【プレビュー:明治安田J1 2nd 第1節】
鹿島とG大阪、優勝候補がいきなり激突する

鹿島の優勝で幕を閉じた1stステージから1週間、早くも2ndステージの戦いが幕を開ける。年間勝点争いは継続されるものの、もうひとつのステージの始まりとなるだけに、1stステージで結果を出したチームも、そうでなかったチームにとっても、気持ちを新たにこの一戦に臨むだろう。

いきなりの注目カードとなったのは、1stステージを制した鹿島とG大阪の一戦だ。鹿島は現在6連勝中とまさに絶好調。ステージをまたいでも、その勢いは衰えを見せないだろう。攻守に隙がなく安定した戦いを続ける鹿島が、2ndステージでも突っ走る可能性も十分あり得る。対するG大阪の状態は決していいとは言えない。前節名古屋に3-3と引き分けたのをはじめ、ここ最近は失点の多さが目立つ。得点源の宇佐美 貴史がチームを去った影響ももちろんあるだろう。攻守両面に不安を抱えるG大阪がステージ王者にどのような戦いを見せるのか。両者は1stステージの開幕戦でも対戦しているが、この時は鹿島が勝利を収めている。勢いでも相性でも鹿島に分があるなか、果たしてG大阪は意地を見せられるだろうか。

惜しくも1stステージを2位で終えた川崎Fは、その悔しさをぶつけるべく2ndステージの戦いに臨む。初戦の相手は好調の仙台。前節は磐田に完敗を喫したとはいえ、それまでは4連勝を記録してり、川崎Fにとっては一筋縄ではいかない相手となりそうだが、攻撃スタイルにぶれはなく、普段通りに押し込む戦いを演じるはずだ。対する仙台も攻撃が機能しているだけに、複数が連動する素早いアタックで川崎Fの隙を突きたい。

オーバーエイジで五輪のメンバーに選ばれた興梠 慎三
オーバーエイジで五輪のメンバーに選ばれた興梠 慎三

浦和は福岡の本拠地に乗り込む。1stステージ終盤にまさかの失速を強いられたが、残り2試合で2連勝と息を吹き返してきた。前節2得点と結果を出した興梠 慎三の存在も頼もしく、今節も果敢な攻撃サッカーを見せつけるだろう。対する福岡は年間勝点で決する残留争いを考慮せざるを得ない立場にある。ここ6試合勝ちがなく苦しい状況にあるが、守備に人数を割きつつ、鋭いカウンターを発動して勝機を窺いたい。

最終的に4位となった広島は、磐田をホームに迎える。怪我人続出の苦しい状況の中でも着実に勝点を積み上げられているのは、チーム全体にスタイルが浸透しているからこそ。今節も総力戦で戦うことが予想される。対する磐田は前節、仙台に3-0と快勝し、上昇基調にある。1stステージの対戦では広島にミラーゲームを仕掛け、1-0と勝利を収めた。再び同様の戦略で臨んでくる可能性もあるが、広島が同じ轍を踏まないためにも、別の一手を打ってくるかもしれない。戦術的な見どころが多い一戦となりそうだ。

5位と健闘した大宮だが、ステージ終盤は結果を出せず、状態は下降気味。守りは安定しているだけに、いかに点を取るかが大きなテーマだろう。今節の相手は名古屋。こちらも8試合勝利がなく、苦しい戦いが続く。シモビッチや川又 堅碁ら前線のタレントは豊富で、実際にゴールも奪えている。課題はリーグで2番目に多い失点数。守備組織を整備し、復調のきっかけをつかみたい。

ここ4試合勝ちがない柏はホームに新潟を迎える。クリスティアーノの加入で得点力アップに期待が持てるなか、このタレントをいかに生かすかがテーマとなるだろう。対する新潟はここ3試合負けなしと状態は上向き。怪我人の復帰もあり戦力も整ってきた。古巣との対戦となる吉田 達磨監督の士気も高いだろう。ともにアグレッシブなサッカーを展開するだけに、白熱の攻防が期待できそうだ。

同じく古巣との一戦となるのは鳥栖のフィッカデンティ監督。FC東京との前回対戦はスコアレスドローに終わったが、今回はいかなる決着を見るか。低迷する鳥栖だが、ここ3試合で2勝と状態は悪くない。堅守をベースに少ないチャンスで得点を奪えているのが、復調の要因だ。対するFC東京も前節5試合ぶりの勝利を挙げた。この試合で結果を出した平山 相太と鳥栖の豊田 陽平の長身ストライカー対決もこの試合の見どころとなるだろう。

端戸 仁(左)は古巣相手にゴールなるか!?新星・富樫 敬真(右)にも注目
端戸 仁(左)は古巣相手にゴールなるか!?新星・富樫 敬真(右)にも注目

4試合負けなしと苦境から抜け出した感のある湘南は、ホームに横浜FMを迎える。運動量をベースとした果敢なスタイルが機能し始め、新戦力の端戸 仁がフィットしてきたのも大きい。その端戸にとっては古巣との対戦となるが、今の調子をこの一戦にも持ち込みたいところだろう。対する横浜FMはここ3試合勝ちがなく、苦戦が続く。前節に続き中村 俊輔が欠場濃厚なのも痛手だろう。ここ3試合で1得点と決定力不足に悩まされているだけに、攻撃陣の奮起が望まれる。

ともに2連敗中の甲府と神戸はリスタートの一戦で悪い流れを断ち切りたいところ。甲府は柏に移籍したクリスティアーノの穴をいかに埋めるかが最大のテーマに。神戸は得点こそ奪えているものの、失点の多さが目に付く。両者ともに不安を抱えるなかでの一戦となるが、目に見える結果を示し、復調のきっかけを手にしたい。

■2nd 第1節の見どころをチェック
甲府vs神戸
鹿島vsG大阪
仙台vs川崎F
大宮vs名古屋
柏vs新潟
湘南vs横浜FM
広島vs磐田
福岡vs浦和
鳥栖vsFC東京

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