暫定7位の横浜FMが、同首位の川崎Fを日産スタジアムで迎え撃った一戦には、今季最多となる46,413人の観客が詰め掛けた。ホームチームがこの試合に先駆けて販売したレプリカユニフォーム付きチケットの売り上げも上々で、トリコロール色がスタジアムを色鮮やかに彩った。
しかし、キックオフのホイッスルが鳴ると、アウェイの川崎Fが試合を優位に進める。立ち上がりの5分、中村 憲剛からのパスを受けた小林 悠がクロスを送る。ファーサイドで待っていた、現在9得点で得点ランキング2位の大久保 嘉人がシュートを放つも、惜しくもポストに弾かれる。それでも攻撃力に秀でるアウェイチームがリズムに乗るには、十分過ぎる先制パンチだった。