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大一番を制した神戸が初優勝に向けて一歩前進。光明を見出した湘南は最下位から脱出【マンスリーレポート(9月):明治安田J1】

2023年10月3日(火) 15:00

大一番を制した神戸が初優勝に向けて一歩前進。光明を見出した湘南は最下位から脱出【マンスリーレポート(9月):明治安田J1】

大一番を制した神戸が初優勝に向けて一歩前進。光明を見出した湘南は最下位から脱出【マンスリーレポート(9月):明治安田J1】
27節の広島戦には敗れたものの、その他3試合に勝利した神戸が首位の座を奪還した

明治安田生命J1リーグは9月に26節から29節までの4節分が開催された。

首位の座を奪還したのは神戸だ。27節の広島戦には敗れたものの、その他の3試合はすべてに勝利。とりわけ大きかったのは29節の横浜FMとの直接対決だ。この大一番をモノにし、悲願の初優勝に向けて一歩前進した。一方、8月終了時点で首位に立っていた横浜FMは神戸に敗れたのをはじめ、9月はわずか1勝に留まった。ふたつの完封負けを喫するなど、持ち前の攻撃力を十分に発揮できず、連覇に向けて苦しい状況に追い込まれている。

浦和は3位に順位を上げたものの、勝ち切れない試合も目立ち、神戸との差は拡大。鹿島も横浜FMとの上位対決に敗れるなど、思うように勝点を積み上げられなかった。

9月に苦しんだのは名古屋だ。2分2敗とひとつも勝利を挙げられず、6位へと大きく後退。夏に移籍したマテウス カストロが抜けた穴を埋められていない印象だ。C大阪も得点力不足に悩まされ、27節から3連敗を喫するなど7位へと順位を下げている。

一方で勢いに乗ったのは広島と福岡だ。広島は神戸、名古屋と上位陣を撃破するなど3勝を挙げて5位に浮上。福岡は順位こそ8位と変わらなかったものの、3勝1分と無敗で乗り切り、最多勝点を上積みしている。

残留争いに陥りつつあった新潟は2勝2分とし、11位にまで順位を上げた
残留争いに陥りつつあった新潟は2勝2分とし、11位にまで順位を上げた

中位ではG大阪が1分3敗と未勝利に終わり、再び苦境に陥っている。一方、残留争いに陥りつつあった新潟は横浜FC、川崎Fに連勝するなど2勝2分と負けなしで、11位にまで順位を上げている。

残留争いに目を向けると、細谷 真大の活躍もあり3勝を挙げた柏が勝点を29に伸ばし、一歩抜け出した印象だ。大橋 祐紀の活躍が光った湘南も2勝1分1敗で勝点7を加算し、最下位から脱出した。代わって18位に転落したのは横浜FCだ。柏との残留争い直接対決に敗れるなど、2分2敗と未勝利に終わった。マルセロ ヒアンが調子を上げてきたのは好材料ながら、複数得点を奪えず接戦をモノできていない。残り5試合での巻き返しが望まれる。

明治安田生命J1リーグ結果(9月)

 

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