明治安田生命J3リーグは17、18日に第14節の10試合が開催される。
首位の富山はアウェイで岩手と対戦。前節は鳥取と引き分け、連勝はならなかった。それでも2試合連続クリーンシートと守備の安定感が備わる。前節不発に終わった攻撃陣が結果を残せるか。対する岩手は讃岐に敗れ、こちらも連勝はならなかった。チャンスは作れているだけに、最後の場面の質向上が求められてくるだろう。
2位の鹿児島はアウェイで長野と対戦。前節は八戸に敗れ、2試合勝利なし。ともに無得点に終わった攻撃陣が意地を見せたいところだ。長野は琉球に敗れ、3連敗となった。こちらも得点力に課題を抱えるなか、エースの山本 大貴にかかる期待は大きい。
愛媛vs奈良は3位と4位の上位対決となる。愛媛は前節、YS横浜に競り負けた。終了間際の2失点で敗れただけに、試合の終わらせ方がテーマとなるだろう。対する奈良は北九州と引き分け、3試合連続のドローとなった。勝ち切れない試合が続くなか、5試合ゴールのない浅川 隼人に結果が求められる。
5位の松本はホームに讃岐を迎える。前節は今治を下し、2連勝を達成した。4戦連発中の小松 蓮が今節も重要な役割を担うだろう。讃岐は岩手を下し、8試合ぶりに勝点3を手にした。殊勲の決勝弾を決めた後藤 卓磨が今節も大仕事をやってのけるか。
八戸はホームで福島と対戦。前節は鹿児島を下し、3戦負けなしとした。3試合連続クリーンシートを達成した堅い守りを武器に、今節も粘り強く試合を進めていくはずだ。対する福島はFC大阪に敗れ、2連敗。ここ5試合でわずか1得点の攻撃面にテコ入れを図りたい。
岐阜はホームに相模原を迎える。前節は沼津と引き分け、4連勝はならなかった。それでも堅い守りが備わるだけに大崩れはしないだろう。今季まだ1得点に留まる藤岡 浩介にそろそろ結果が欲しいところだ。相模原は前節宮崎と引き分け、11試合勝利なしとなった。チャンスは作れているだけに、決め切る力が求められてくるだろう。
沼津はホームでYS横浜と対戦。前節は岐阜と引き分け、2試合勝利なし。2試合連続で得点を奪えていないだけに、攻撃陣の奮起が求められる。対するYS横浜は愛媛を下し、3連勝と勢いに乗る。もっとも今節は3試合連続ゴール中で前節ハットトリックを達成した福田 翔生が出場停止となる。エース不在のなか、代わってピッチに立つ選手が意地を見せたいところだ。
宮崎はホームに今治を迎える。前節は相模原と引き分け、4戦負けなしとしたものの、ここ2試合は勝ち切れていない。堅い守りは備わるだけに、後はいかに得点を奪えるか。ここまで3得点を決めている19歳の南野 遥海に期待がかかる。今治は前節松本に敗れ、2連敗となった。ともに早い時間帯で失点しているだけに、前半の戦いがカギを握りそうだ。
FC大阪はホームで琉球と対戦。前節は福島を下し、今季二度目の2連勝を達成した。2戦連発と調子を上げてきた古川 大悟が今節も結果を残せるか。琉球は前節、長野を下し、こちらも2連勝とした。11節より暫定的に指揮を執っていた喜名 哲裕氏が正式に監督に就任して迎える今節は、好調の野田 隆之介を中心とした攻撃的な戦いで3連勝を狙う。
鳥取はホームに北九州を迎える。前節は首位の富山と引き分けたものの、4戦未勝利となった。課題の守備が奮闘したものの無得点に終わったなか、新戦力の長谷川 アーリアジャスールの初ゴールが期待される。一方の北九州は奈良と引き分け連敗を4で食い止めたものの、11試合未勝利と苦しい戦いが続く。初ゴールを決めた高 昇辰が悪い流れを断ち切る活躍を見せられるか。
■各試合の見どころをチェック
宮崎vs今治
岩手vs富山
松本vs讃岐
愛媛vs奈良
鳥取vs北九州
八戸vs福島
長野vs鹿児島
沼津vsYS横浜
FC大阪vs琉球
岐阜vs相模原