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盤石の強さを見せる町田が2位以下との差を広げ首位を快走。下位に沈んでいた山形と徳島には復調の気配【マンスリーレポート(5月):明治安田J2】

2023年5月31日(水) 16:00

盤石の強さを見せる町田が2位以下との差を広げ首位を快走。下位に沈んでいた山形と徳島には復調の気配【マンスリーレポート(5月):明治安田J2】

盤石の強さを見せる町田が2位以下との差を広げ首位を快走。下位に沈んでいた山形と徳島には復調の気配【マンスリーレポート(5月):明治安田J2】
町田は1点差をモノにする勝負強さを発揮し、2位の東京Vに勝点6差をつけて首位を快走している

明治安田生命J2リーグは5月に第13節から18節までの6節分が行われた。

5月も強さを維持したのは町田だ。18節に徳島に敗れたものの、4勝1分1敗でリーグ最多となる13ポイントを上積みした。1点差をモノにする勝負強さを発揮し、2位の東京Vに勝点6差をつけて首位を快走している。

追いかける東京Vは町田との直接対決に敗れたものの、持ち前の堅守を軸に着実に勝点を積み上げた。一方4月に快進撃を見せた長崎は勢いが衰え、14節から4試合連続で勝利を逃すなど、4位に順位を下げている。代わって浮上してきたのは甲府だ。16節から3連勝を達成するなど5月は4勝を挙げて、先月終了時の7位から一気に3位にジャンプアップを果たした。

清水は4月から指揮を執る秋葉監督の下、圧巻の攻撃力を示している
清水は4月から指揮を執る秋葉監督の下、圧巻の攻撃力を示している

圧巻の攻撃力を示したのは清水だ。14節のいわき戦で9得点を奪うと、続く藤枝戦でも5得点。16、17節の連敗で順位を大きく上げられなかったとはいえ、4月から指揮を執る秋葉 忠宏監督の下で、着実にチーム力を高めている印象だ。磐田も5月は3連勝を達成するなど徐々に調子を上げており、1年でのJ1復帰を目指す両チームがいよいよ本領を発揮し始めている。

一方で快進撃を見せていた藤枝だったが、5月に入って4連敗を喫するなど調子を落としつつある。6試合中4試合で無得点に終わっており、持ち前の攻撃力を取り戻せるかが、今後のポイントとなりそうだ。

不調に喘いでいた山形と徳島には復調の兆しが見えている。山形は16節から3連勝を達成するなど4勝を挙げ、徳島も首位の町田を撃破するなど3つの勝利を手にした。前者は15位、後者は16位とまだ下位に沈んではいるものの、ともにJ1経験のある実力のあるチームだけに、今後上位争いに絡んできたとしても不思議はないだろう。

一方で金沢、山口、水戸、いわきの4チームは、5月はわずか1勝に終わった。監督交代に踏み切った山口は、かつて千葉を率いたフアン エスナイデル監督の就任を発表。新監督の下でいかに復調していくのか。6月以降の戦いに注目が集まる。

最も苦しいのは大宮だ。5月は未勝利に終わり、最下位に転落。17節から原崎 政人新監督の下でリスタートを切ったものの、18節の甲府戦では1-5と完敗。なかなか光明を見出せていないが、ひとつ結果を出せば風向きは大きく変わる可能性もある。6月以降の巻き返しに期待がかかる。

明治安田生命J2リーグ結果(5月)

 

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