2022年8月15日(月) 12:05
基本的な対策を今一度徹底してほしいということを専門家・地域アドバイザー一丸となって提言させていただきました。第60回新型コロナウイルス対策連絡会議
一般社団法人日本野球機構(NPB)と公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が連携する「新型コロナウイルス対策連絡会議」の60回目が、1日に開かれた。
全国各地で感染が拡大する状況にあるなか、Jリーグでも試合が中止となる事例が増えている。今回の会議では専門家グループから、安定的に試合を開催していくための提言が示されたという。
会議後の会見でJリーグの野々村 芳和チェアマンは「今日の会議の中でもどうやって安定的に試合を開催していくかについて、先生方からアドバイスをいただきました。第7波を乗り切るための提言もアドバイザーの先生方からいただいています。どのチームも気を付けていると思いますが、第7波を経験したチームとそうでないチームとでは、まだ温度差があるのかなと感じています。改めてここで今一度チームの中にコロナを入れない、入ったとしても広めないということを、原点に戻って確認していくという意味でもありがたい提言だったと思っています」と話した。
専門家グループの三鴨 廣繁氏によると、今回の提言は「基本的な対策を今一度徹底してほしいという内容で、当たり前のことしか書かれていないかもしれないが、地域アドバイザーの先生が個別にチームを訪問し、状況を見られたうえで、作成しました」という。
具体的にはマスクを外した場面における注意事項で、「会話を控える」「人数制限をして距離を置く」「換気を行う」「アクリル板などを活用する」といったことなどが記さている。気を付ける場所としては「浴室・シャワールーム」「洗面所」「更衣室・ロッカールーム」「マッサージルーム」「食堂」などが挙げられた。またマスクについては「不織布マスク」の着用の徹底も改めて提言されている。
三鴨氏は「当然のことながら少しの体調の変化、のどの違和感や微熱といった軽い症状でも、検査を積極的に受けてほしいということ。また会食はできるだけ避けてほしいですし、基本的な対策を今一度徹底してほしいということを専門家・地域アドバイザー一丸となって提言させていただきました」と話した。
今回の会議について野々村チェアマンは「ウィズコロナ、アフターコロナに向けて今はすごく重要な局面だと思います。いろんなデータを集めながら、前に進んでいくためにこんな風に変えていったらいいんじゃないか。そういうことも含めて、今日は良いきっかけになった会議だったと思います」と振り返った。