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サポーターにもクラブにも前に進めていけるような対応を取っていただきたいということは強く言いたい。第58回新型コロナウイルス対策連絡会議

2022年7月11日(月) 16:20

サポーターにもクラブにも前に進めていけるような対応を取っていただきたいということは強く言いたい。第58回新型コロナウイルス対策連絡会議

サポーターにもクラブにも前に進めていけるような対応を取っていただきたいということは強く言いたい。第58回新型コロナウイルス対策連絡会議
一般社団法人日本野球機構(NPB)と公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が連携する「新型コロナウイルス対策連絡会議」の58回目が、4日に開かれた

一般社団法人日本野球機構(NPB)と公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が連携する「新型コロナウイルス対策連絡会議」の58回目が、4日に開かれた。

会議後のリモート会見で、Jリーグの野々村 芳和チェアマンは「今国内では若干コロナの陽性者数が増えてはいますが、世の中の制限の見直しの流れもあるなかで、多少(陽性者が)増えていくことは想定しながら、どう対策を取っていくか。今までの対策を継続していく部分と、まだ自分たちでも分かってないことがあるのではないかということを前提にそうした部分も勉強しながら、前に進めていこうという会議だったと思います」と、会議の内容を振り返った。

また、2日に国立競技場で開催された清水エスパルスvs横浜F・マリノスの試合と、同日に3会場で行われた「声出し応援の段階的導入運営検証試合」についても言及した。

「国立競技場で5万6131人のお客様にご来場いただき、清水エスパルス横浜F・マリノスの試合がありました。ガイドラインに沿った中で5万人以上のお客様が素晴らしい空気を作っていただいたと思っています。一方で、進めています声出し応援検証のステップ2を3試合で行い、そちらの方もガイドラインに沿った運営ができていました。こちらもサポーターの皆様にも協力していただいて、上手く進めることができたと思います」

声出し応援の再開に向けて着実にステップを踏む一方で、一部スタジアムではガイドラインを守れていない事案も生じている。

声出し応援の運営検証試合ではない試合で声出し応援がみられたことを問われた野々村チェアマンは「各クラブのサポーターが自分のクラブをサポートするために協力してくれていますが、その中で声出し応援行為(通常よりも大きな声量で、反復・継続的に声を発すること)があった、または頻発するようなことは残念としか言いようがない」と遺憾の意を示した。

「声出し応援をやっていきたいという想いは分かる」と、前置きしたうえで野々村チェアマンは現在Jリーグが進めている「声出し応援の段階的導入」の意図を改めて説明した。

「今、政府の基本的な対処方針の中で、どうやったらサッカーにおいて声出し応援ができるかということにトライをしているわけです。ようやく(声出し応援エリア)50%、(それ以外のエリア)50%を認めていただきましたが、ここから先、クラブの経営のことも考えると、声出しエリア50%、その他のエリア100%をどうやって獲得していくかが大事になってきます」

野々村チェアマンによると、すでに一部の学生スポーツでは、声出しエリア50%、それ以外のエリアは100%が認められている競技もあるという。「学校の応援はなんでいいのかというと、学校側がその応援団を管理できるからなんですね。クラブが、サポーターの皆さんに協力をしていただける関係性がきちんとある、つまり運営管理ができるものということを認めていただけると、Jリーグもおそらく実現できると思うんです」と見解を示した。

つまり、クラブがサポーターの皆さんに運営協力を要請し、どこまで徹底できるかが制限の見直しに重要ということになる。一方で、ガイドライン違反が繰り返されるようだと声出し応援と両立した入場制限は(政府の基本的対処方針が)見直されることが難しくなり、結果としてクラブ経営にもダメージが生じることになる。

「ガイドラインの中で声出し応援ができるということを証明するために、皆さんにいろんな我慢を強いています。改めて今の政府の基本的対処方針のなかで前に進んでいき、さらにその先に見直しを求めていくには、皆さんに協力してもらわないといけない。サポーターにもクラブにも前に進めていけるような対応を取っていただきたいということは強く言いたい」と、野々村チェアマンはJリーグの日常を取り戻すために、改めてガイドラインの遵守徹底を求めている。

 

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