自分たちがボールを握り、攻撃を仕掛けていくスタイルを持つチーム同士の対戦は、序盤の時間帯から両チームとも能動的に相手のゴール前へ迫り、シュートシーンを作り出すという予想に違わぬ攻め合いとなった。
その展開の中で先制点は柏に生まれた。茨田 陽生、クリスティアーノ、小林 祐介とテンポよくパスをつなぎ、最後は工藤 壮人が川崎Fのディフェンスラインの背後へ抜け出し、GK新井 章太との1対1を制してネットを揺らした。工藤にとっては、これでJ1通算53ゴールになり、北嶋 秀朗の持っていたクラブ記録を更新するメモリアル弾となった。