明治安田生命Ｊ３リーグは、2日に今季の最終戦が行われる。すでに琉球と鹿児島の昇格が決定しているが、各チーム、来季につながるポジティブな戦いで、今季を締めくくりたいところだ。
優勝を成し遂げた琉球は、アウェイで富山と対戦。前節は相模原に大勝を収めており、今季のリーグを席巻した攻撃サッカーを最終戦でも見せられるか。富山は終盤に復調し、12位に浮上。一つでも上の順位を目指し、王者に挑む。
ホームに鹿児島を迎える相模原は、川口 能活の現役ラストマッチとなる。スタメンとしてピッチに立つ可能性が高く、日本サッカー史に名を刻むレジェンドＧＫの最後の雄姿を目に焼き付けたい。
1年での昇格が叶わなかった群馬にとっては悔しいシーズンに。現在3位につけており、この順位を保って今季を終えたいところ。前節は藤枝に敗れているだけに、巻き返しの一戦となる。一方のYS横浜は現在4連敗中。苦しい戦いが続くなか、最後に意地を見せたいところだ。
ホームに藤枝を迎える鳥取は5試合負けがなく、安定した戦いを続ける。勝てば3位に浮上できる可能性があるだけに、高いモチベーションを備えて臨めるだろう。すでに得点王をほぼ確定させているレオナルドが有終の美を飾るゴールを決めることができるか。
長野はホームに盛岡を迎える。勝てば、最大で7位にまで浮上できる一方、敗れれば二桁順位に転落の可能性もある。ホームでの最終戦で勝利を収め、良い形でシーズンを締めくくれるか。対する盛岡は2連勝と好調を維持。ゴール量産中の谷口 海斗に注目が集まる。
沼津は、秋田とホームで対戦。終盤に失速したものの、昇格後2年連続で上位争いを演じられたのは大きな自信となったはずだ。対する秋田は連覇を狙ったものの、中位に留まった。とはいえここ3試合は負けなしと、終盤に意地を見せた。今季、最終戦で来季につながる手ごたえを得られるのは、果たしてどちらのチームか。
北九州は最下位で今季を終えることが決まっている。現在も3連敗中と苦しい戦いが続くが、最終戦で意地を見せたいところ。また引退を発表した山岸 範宏にとっては、これが現役ラストマッチに。一時代を築いた守護神は、果たしてピッチに立つのか。そのパフォーマンスに注目が集まる。
Ｇ大23vsＣ大23は、前者は6位、後者が7位と健闘。躍動する若い力が、今季のリーグ戦を盛り上げた要因のひとつとなった。切磋琢磨を続けるライバル対決は、前回対戦では1-1の引き分けに終わった。果たして今回は、いかなる決着を見るのか。お互いに譲らない激しい戦いが繰り広げられそうだ。
■各試合の見どころをチェック
群馬vsYS横浜
相模原vs鹿児島
長野vs盛岡
富山vs琉球
沼津vs秋田
鳥取vs藤枝
北九州vs福島
G大23vsC大23
※F東23は試合なし
