明治安田生命J3リーグは6日、7日に第26節が開催される。
首位の琉球はホームで北九州と対戦。鹿児島、沼津との上位対決をともに制して勢いに乗っており、しかも2試合で8得点と攻撃陣が絶好調。圧倒的な強さを示しており、このまま一気に突っ走りそうな気配を漂わせている。一方の北九州は3戦未勝利で16位に沈む。それでも前節は終了間際のゴールで藤枝と引き分けた。その粘り強さを持ち込み、首位撃破を狙う。
2位の鹿児島は長野の本拠地に乗り込む。ここ2試合は勝ちがなく、琉球との差が広がりつつある。失点が目立っているだけに、守備組織の再構築が求められてきそうだ。対する長野は前節、C大23に敗れ、4試合ぶりの黒星を喫した。不発に終わった攻撃陣が意地を見せられるか。
6位の秋田と4位の群馬の一戦は、今節の注目カードとなる。ともに昇格に向けて負けられない戦いに。秋田は7試合負けなしながら、ここ3試合は勝ち切れていない。前節は土壇場での失点で鹿児島とドロー。逃げ切るための戦いを実現できるか。一方の群馬もここ6試合で5勝と好調を維持する。前節は相模原に1-0で競り勝った。6試合でわずか2失点の堅守を保ち、昇格圏への浮上を狙う。
5位の鳥取はG大23の本拠地に乗り込む。5試合負けがなく、直近の試合ではF東23に4-2と快勝。5試合で18得点と攻撃陣が好調で、今節も相手を押し込む戦いを実現しそうだ。G大23はここ2試合勝ち切れていない。前節もリードを守り切れずにF東23と引き分けた。得点は奪えているだけに、守備の安定を高めたいところだ。
C大23はホームにYS横浜を迎える。現在3連勝中と勢いに乗っており、前節も長野に2-0と快勝。得点力の向上が好調の要因となっている。対するYS横浜は前節、富山に敗れ12位に沈む。それでも故障明けの辻 正男が再びゴールを記録し、状態を上げている。このエースのパフォーマンスが勝敗を分けるポイントとなりそうだ。
福島はホームでF東23と対戦。4試合勝ちがなく、前節は盛岡と2-2で引き分けた。得点源の武 颯が好調を維持するなか、終盤に失点を喫した守備陣の奮起が求められる。F東23は2試合勝利がなく、最下位に沈む。前節はベテランの前田 遼一のゴールでG大23と引き分けたが、アピールを狙う若手の活躍も求められるだろう。
富山はホームに相模原を迎える。前節はYS横浜に競り勝ち、連敗を3で食い止めた。好転の兆しを見せており、その良い流れを今節にもつなげたい。相模原は3連敗で13位に沈む。この間、1得点・6失点と攻守両面に不安を抱える。この苦境からいかに脱するのか。西ヶ谷 隆之監督の手腕が問われるだろう。
藤枝は9試合勝ちがなく、15位に留まる。それでも前節は北九州と引き分け、連敗を5で食い止めた。課題の守備に粘り強さが生まれつつあるだけに、石﨑 信弘体制下での初勝利も近いだろう。対する盛岡は2試合負けがなく11位に浮上。好調を維持する谷口 海斗が今節も重要な役割を担いそうだ。
■各試合の見どころをチェック
琉球vs北九州
秋田vs群馬
福島vsF東23
長野vs鹿児島
藤枝vs盛岡
富山vs相模原
G大23vs鳥取
C大23vsYS横浜
※沼津は試合なし