明治安田生命J3リーグは、14日と15日に第7節の8試合が行われる。
首位を走る鳥取は、ホームにYS横浜を迎える。前節は藤枝相手にスコアレスドローと、好調を維持していた攻撃陣が沈黙。再び勢いに乗るためにも、アグレッシブなスタイルを示したいところだ。対するYS横浜は福島に3-0と快勝。相手を封じたハイプレスを今節でも機能させ、首位撃破を狙う。
秋田vs沼津は昨季の1位と3位の対戦となった。王者の秋田は、今季ここまで2勝4敗と苦戦。前節も盛岡に逆転負け。終了間際の被弾で勝点を逃す試合となった。悪い流れを断ち切るためにも、そろそろ目に見える結果が欲しいところ。一方の沼津は4勝1分と無敗を続ける。こちらも前節はアディショナルタイムの失点で長野に引き分けに持ち込まれており、5連勝を逃している。もっとも2ゴールを奪った青木 翔大をはじめ攻撃陣は好調を維持しており、今節も相手を押し込むサッカーを展開するはずだ。
鹿児島vs琉球も注目のカードとなる。鹿児島は前節、群馬に快勝を収め調子を上げている。2ゴールを奪った野嶽 惇也が今節も重要な役割を担いそうだ。対する琉球はここ2試合勝利がなく、勢いが失われつつある。前節も終了間際の失点でC大23に勝ち切れなかっただけに、90分を通した安定した試合運びが求められるだろう。
そのC大23はホームに福島を迎える。ここまで勝点10で4位に付けており、好調を維持する。前節、終了間際に追いついた粘り強さを今節でも示したいところだ。福島は前節、YS横浜に敗れており、巻き返しの一戦となる。3失点を喫した守備の修正を図れるかが、ポイントとなるだろう。
C大23と同じく上位に位置するG大23はホームで長野の対戦。もっとも前節は富山に3失点の完敗。得点は奪えているものの、ここまで11失点を喫する守備の改善が、さらなる浮上のためのポイントとなる。長野は勝ち切れない戦いが続くも、前節は粘り強さを見せて好調の沼津と引き分けた。ボール支配率で相手を上回る戦いを続けているだけに、そのパス回しを得点機へと繋げていきたいところだ。
なかなか調子の上がらない群馬は、ホームに藤枝を迎える。前節は鹿児島に0-2と完敗。守備の脆さを露呈する一方、開幕5試合で3得点の攻撃面にも不安を抱える。平繁 龍一ら攻撃陣の奮起が求められるだろう。藤枝は前節、鳥取とスコアレスドローと勝ち切れなかったものの、課題の守備が無失点に抑えられたのは好材料。パススタイルは体現できているだけに、後はいかに得点を奪えるか。フィニッシュの質を高めていきたい。
相模原vs富山はともに前節、大勝を収めたチーム同士の戦いに。北九州相手に4ゴールを奪った相模原はようやく初勝利を挙げ、好転のきっかけを掴んでいる。富山はG大23から3ゴールを奪取。とも攻撃面が良化しているだけに、激しい点の取り合いが繰り広げられる可能性は高い。
F東23vs北九州は17位と16位の下位対決に。ともに攻守両面に課題を抱えるなか、浮上のきっかけを掴む勝利を手にするのは果たしてどちらのチームか。両チームにとって正念場の一戦となるだろう。
■各試合の見どころをチェック
鹿児島vs琉球
F東23vs北九州
秋田vs沼津
鳥取vsYS横浜
群馬vs藤枝
相模原vs富山
G大23vs長野
C大23vs福島
※盛岡は試合なし