2018年1月24日(水) 17:32
谷口(川崎F)と清武(C大阪)が登場!大会に向け意気込みを語る【会見レポート:FUJI XEROX SUPER CUP 2018】
「FUJI XEROX SUPER CUP 2018」の開催発表記者会見が24日に行われ、今大会に出場する川崎フロンターレの谷口 彰悟とセレッソ大阪の清武 弘嗣が登壇。大会に向けた意気込みを語りました。
まず、Jリーグの原 博実副理事長が挨拶を行ない、「去年のルヴァンカップでもこの両チームは対戦し、その時はセレッソ大阪が優勝しましたけれど、今のJリーグを代表する、非常に完成度も高く、魅力的なサッカーをする両チームだと思いますので、ぜひこの試合を見に来ていただければと思います」と大会をPRしました。
続いて、両チームの選手が意気込みを語ります。谷口は「今シーズンは全てのタイトルを獲ることを目標にチーム全員で話していますし、その中でまず、このFUJI XEROX SUPER CUPを獲って良いシーズンのスタートにしたい。昨シーズンのルヴァンカップ決勝の悔しい想いはまだ忘れていないので、そのリベンジという意味でもきちんと勝って、良い波に乗りたい」とコメントしました。
一方、清武は「新しい選手も加わって層が厚くなったと思うので、良い競争ができています。去年2冠しているので、今年はさらにたくさんタイトルを獲りたいという気持ちがある。まずこのタイトルを獲って波に乗り、良いシーズンにしたいと思っています」と決意を語っています。
以下、質疑応答における両選手のコメントです。
――チームとして昨季から上積みしたいところを教えてください。
谷口「昨シーズンから大きく変えるということは、あまりないかなと思いますが、新加入の選手をどれだけ早くチームになじませるかが一つのポイントになってくると思います。スタッフだけではなくて、選手たちからもしっかりアプローチしていきたいです」
清武「セレッソもそんなに変えるところはないと思うんですけど、今年はユンさん(尹 晶煥監督)がシーズン初めに、昨年よりはポゼッションの率を高めていこうという話をしたので、そこはみんなが意識しながらやっているところだと思います」
――対戦相手の印象と、マークすべき選手がいれば、ひとり挙げてください。
谷口「セレッソ大阪は、やはり強いという印象があります。一人ひとりの能力が素晴らしいですし、チームとしてもしっかり戦うことができるというのはルヴァンカップの決勝の時も感じましたし、リーグ戦で戦った時も感じました。本当に、非常に手強い相手だと思っています。マークすべき選手は、やはり清武選手ですね。攻撃の中心ですし、決定的な仕事するので、常に気をつけないといけない選手だと思っています」
清武「昨年ルヴァンカップで戦った時に、僕たちは優勝しましたけど、力の差っていうのはすごく感じました。フロターレは、みんなが上手くて、強いという印象しかないので、正直、このタイトルを懸ける戦いであまり戦いたくはない相手です。Jリーグ王者ですし、胸を借りつもりで戦っていきたいと思います。
警戒する選手は、フロターレの選手はみんな上手いので、ひとり挙げるのは難しいんですけど、家長(昭博)くんが今のフロンターレには欠かせない存在というのは、ルヴァンカップで戦って思いましたし、最後のリーグ戦の試合を見ていても、そう思いました。僕はトリニータの時とセレッソの時に一緒にプレーをしているので、一番印象深い選手だと思います」
――今年はロシアW杯もありますし、ACLという国際舞台も待っています。このシーズンに向けて、個人、チームとしての目標をそれぞれ聞かせてください。
谷口「個人的なところに関しては、やはり代表というものはサッカー選手である以上、目指していかないといけない場所だというのは十分に分かっています。今年はワールドカップイヤーなので、時間も限られていますけど、その中でアピールというか、高いパフォーマンスをしていかないといけない。僕だけではなく、そう思っている選手は数多くいると思うので、そういったものを皆さんの前でお見せできれば一番いいかなと思います。
チームとしては、前半戦は特に過密日程で連戦が多いですけど、チーム全員が一つになってしっかり同じ方向を向いて戦うことができれば、自ずと勝ち進んでいけると思っています。そういった意識を常に持ち続けて、今シーズンを戦っていきたいと思います」
――清武選手は今年から10番を背負いますが、その辺りも含めて個人的な目標とチームの目標をお願いします。
清武「まず10番については、僕がドイツのハノーバーでプレーしていた時に一番調子が良かった背番号でした。それを(山口)蛍からもらって付けさせてもらったので、すごく責任は大きいかなと思います。
(谷口)彰悟も言ったように、サッカー選手である以上、今年はワールドカップイヤーなので、そこを目指してやっていきたいなと思いますけど、僕は昨年1年間、怪我がすごく多かったので、今年は怪我なくやっていきたいなと思います。
チームとしては、やっぱり昨年2冠しているので、選手全員から今年もタイトルを獲りたいという気持ちは見えますし、そういう言葉も増えてきているので、タイトルをまずは取りたいと思います。でも、過密日程なので昨年よりも総力戦になりますし、昨年よりもみんなが一体感を持ってやらないといけない。そういうふうにチームをまとめてシーズンを過ごしたいなと思います」