熊本vs仙台のマッチレポート・動画(明治安田J2リーグ:2024年11月4日)
一覧へ明治安田J2リーグ 第37節 2024年11月4日(月)14:03KO えがお健康スタジアム
相手の思いどおりにはさせず。ホーム最終戦の熊本が4試合ぶりに勝利
熊本が、勝てばJ1昇格プレーオフ進出が決まる仙台を今季のホーム最終戦に迎えた。
熊本は前節・山形戦からスタメン1人を変更し、左FWで東山 達稀が明治安田J2第9節・長崎戦以来となる先発出場。対する仙台も前節・愛媛戦からスタメン1人を入れ替え、出場停止明けの相良 竜之介が左MFで先発となった。
ゲームは開始早々に動く。2分、相手陣内でボールを奪った鎌田 大夢が入れたグラウンダーのボールを中島 元彦が流し込んで、仙台が先制。さらに4分にはFKのこぼれから小出 悠太が右足で狙う。ここはGK田代 琉我に阻止されたが、序盤は仙台が押し込んでいく。
仙台の前線からのプレッシャーと速い出足に苦しんでボールを運べずにいた熊本だが、16分、大西 遼太郎のフィードに抜け出した石川 大地が右足でボレーシュートを決め、追いついた。
攻守の入れ替わりが激しくなる中、仙台は28分、カウンターで運んだエロンの折り返しに鎌田が詰めるが、ここは前に出てきた田代に防がれて追加点ならず。どちらも主導権を握る展開には持ち込めず、前半を折り返した。
後半に入っても激しい球際の攻防が続き、熊本は53分に左の東山から、仙台は55分に右を攻め上がった真瀬 拓海から、それぞれクロスで好機を迎えるも2点目にはつながらない。
仙台は60分に2枚代えでオナイウ 情滋と石尾 陸登を送り出し、郷家 友太を前線に動かす。しかし直後の61分、東山のクロスに石川が合わせて熊本が逆転。負けられない仙台はさらに75分にも2枚代えを行って点を取りにいく。
熊本は78分、1分前に入ったばかりの唐山 翔自がパスを送ると、71分にピッチに入った大﨑 舜がゴールを決めてリードを広げる。
終盤にかけて仙台が押し込んだものの、熊本は2点目を許さずに4試合ぶりの勝利。仙台は3試合ぶりの敗戦となり、プレーオフ進出の行方は最終節で決まることとなった。
[ 文:井芹 貴志 ]