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[ 2014年 今年の漢字:横浜FM ]
今季の横浜FMは、2年ぶりにJ1リーグ戦最少失点の座についた。
2012年「33」、2013年「31」(最少失点は広島の「29」)ときて、さらに今季は2点減らして「29」。受けの逞しさ、安定感などと称えられてきた横浜FMのディフェンスが、『堅』守の勲章を手にした。
屈強な門番・センターバック重鎮2人<中澤佑二、栗原勇蔵>の頑健さは言うに及ばず、GK榎本哲也は昨季以上の好セーブを披露。さらに層の厚いボランチ陣は、ケガ人続出の事態にもかかわらずレベルの高さを維持。サイドバックも、左右をこなす奈良輪雄太が実戦派らしく貢献してくれた。
「当然、最終ラインの個人力は頼もしかったけれど、全員のボールを奪いに行く積極的守備が大きい」(樋口靖洋監督)。実直な指揮官は、3年間での蓄積が数値に示されている点を重視する。
もちろん7位という順位も、AFCチャンピオンズリーグ出場権を逃したのも悔しい。総括する選手の表情も厳しいし…。総得点数37は、さびしいリーグ13位。今季も“守高・好低”の宿題は残った。けれど、守高はポジティブな特質。誇れるベースだ。来たる年、良さはそのままで得点をアップできれば、タイトル接近も堅いだろう。
Text by 池田博人(インサイド)
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◆ほかのクラブの「今年の漢字」をチェック!2014年12月17日(水)