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[ 2013年 今年の漢字:広島 ]
広島の選手たちの口癖は「続ける」である。どんな状況にあったとしても、彼らのやるべきことは変わらない。2006年以来、7年以上も同じコンセプトのサッカーを続けていく中で、個々の役割やチームとしてやるべきことは明快。あとはそれを、やり続けるのみ。
今季、広島が2年連続して栄冠を勝ち得たのは、選手たちそれぞれが、どんな状況下でも迷うことなく、やり続けてきたから。相手がどんな対策を立ててこようが、迷いなく、広島のサッカーをやり抜くのみ。そんな決然たる想いが、全ての選手に貫かれ続けた。出場機会が乏しくても決してふて腐れることなく、準備からトレーニングまで100%の力を出し切る。全ての選手がそれを続けてこられたからチームは一丸となり、個々の力が足し算ではなく掛け算となって、大きなうねりと粘りを呼んだのだ。
言葉では簡単だが、行うのは非常に難しい「継続」。それができる集団をつくりあげた森保一という指揮官のマネジメント力は、もっともっと、賞賛されてしかるべきだ。
Text by 中野和也
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2013年12月17日(火)