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[ 2013年 今年の漢字:F東京 ]
「勝利だけが足りない試合だった」。それは試合後、ランコ・ポポヴィッチ監督の口から今季、多く発せられたフレーズだ。
試合内容では、相手を上回りながらも勝ちきれない。その印象を最後まで拭いきれなかった。目標の優勝争い、ACL出場圏内を争う戦いの渦中には加わることができず。その結果、今季のJ1リーグ戦での戦績は16勝6分12敗で8位に終わった。勝利を求めた戦いに終始してきたが、1試合を通したマネジメントがまだまだ不足していた。さらに言えば、細かいミスの積み重ねや、致命的なミスが敗因となった試合も少なくなかった。
ただし、クラブ史上最多となる61得点を奪うなど、ポポヴィッチ監督は就任2年目でその真価を十分に発揮した。よりソリッドになったゴール前の崩しは、監督の哲学を反映した魅力的な攻撃だったと言えるだろう。今季限りでポポヴィッチ監督は任期を満了し、来季から新たな監督を迎える。ブーツを履き替え、また一歩ずつ次のステージを目指す決断を下した。一歩、一歩、足を踏み出さなければいけない。
Text by 馬場康平
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2013年12月16日(月)