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[ 2013年 今年の漢字:大宮 ] | J's GOAL | フォトニュース

[ 2013年 今年の漢字:大宮 ]
前半戦の大宮は、間違いなくJ1の主役だった。開幕から無敗街道を突き進み、昨年9月から続くリーグ戦連続無敗記録は21試合というJ1レコードを打ち立てた。第4節からクラブ記録となる7連勝を達成し、第8節で首位に立つと第16節までその座を守った。 
しかし規律とハードワークをベースにしたベルデニック戦術は、危惧された通りに夏場を迎えて失速した。酷暑による運動量の低下、スロベニアン2トップの相次ぐ離脱によって第16節から5連敗を喫すると、クラブは「チームとして一体感が保てなくなった」として、まだ4位に着けているにもかかわらずベルデニック監督を解任。岡本武行GMによる監督代行を経て、小倉勉監督が就任するがチーム状況は好転せず、ついに8連敗。第24節の勝利で一息つくが、涼しくなっても好調時のサッカーを取り戻すことはできず、第25節からさらに8連敗。第33節、34節と連勝で終えたことでJ1でのクラブ史上最高となる勝点45を達成はしたが、だれにとっても、とても満足できる数字ではないだろう。
積み上げてきたものはいとも簡単に崩れ去り、2度と戻ることはなかった。確かに首位争いをするポテンシャルがあることは示した。しかしそれを1年間続けられるクラブとしての総合力は、残念ながら今季の大宮にはなかった。前者への希望と、後者への絶望と、あまりに振り幅の大きいシーズンだった。

Text by 芥川和久

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2013年12月15日(日)

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