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[ 2013年 今年の漢字:山形 ]
おそらくは、Jリーグを舞台に戦うようになって以降、もっとも個の輝きが見られたシーズンだった。中島裕希のスピードと決定機に絡む動き、林陵平のゴール前での閃きと駆け引き、伊東俊のアタッキングサードの狭いゾーンでのテクニック、ロメロ・フランクの突破力、中村太亮のドリブルとクロス、山田拓巳のオーバーラップ……。11人を編成する際も、選手個々が長所を最大限に発揮できる組み合わせが模索されていたように思う。昨季のスローガン「連」を経て、個のレベルアップの必要性を痛感した流れもある。
シーズンを通して失点がかさみ、勝点に結びつかない時期もあったが、ひるむことなく、個を伸ばすトレーニングは一貫して続けられていた。J1昇格という果実は得られず、結果に対する検証は避けて通れないが、個が輝くサッカーに、かつてない高揚感と可能性が感じられた。
Text by 佐藤円
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◆ほかのクラブの「今年の漢字」をチェック!2013年12月13日(金)