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愛媛FCおよびアビスパ福岡に厳重注意 村井 満チェアマンのコメント(14.05.28)

本日、Jリーグ 村井 満チェアマンは、愛媛FCおよびアビスパ福岡に対し厳重注意をいたしましたのでお知らせいたします。厳重注意の内容および村井チェアマンのコメントは以下のとおりです。

【厳重注意 愛媛FC】

■対象試合
2014年5月18日(日)Jリーグディビジョン2第14節 愛媛FC vs カマタマーレ讃岐

■内容
当該試合前に、愛媛サポーターが讃岐の選手バスの通行を妨害し、また、讃岐を侮辱する内容のゲートフラッグを掲出した。愛媛スタッフの対応により、選手バスへの危害はなく、バスは無事にスタジアム入りし、また、ゲートフラッグについても発見後すぐに掲出者当該サポーターを特定し掲出を取りやめさせた。
しかし、本件はスタジアムが危険であるとの印象を与え、讃岐の選手・スタッフをはじめ、当日スタジアムにご来場いただいた多くのサポーターの皆様に不快な思いをさせてしまったことも事実であり、愛媛には、社内体制および警備体制の不備に対して厳重注意をするとともに、再度同じ事態が起こることの無いよう、万全な体制で試合運営に臨んでいただくことを強く要請した。



【厳重注意 アビスパ福岡】

■対象試合
2014年5月24日(土)Jリーグディビジョン2第15節 アビスパ福岡 vs モンテディオ山形

■内容
アビスパ福岡の城後 寿選手は、前半41分、シュートを外した後に山形サポーターに対して挑発的な行為を行った。城後選手本人は今回の行為を深く反省し、試合後、すぐに山形サポーターおよびクラブ関係者へ謝罪を行った。
同選手の行為に対しては、(公財)日本サッカー協会の懲罰基準に照らしてJリーグ規律委員会が処分を下した。いかなる理由があっても、同選手が観客に向かって行った行為は極めて軽率であり、プロサッカー選手としての意識が欠如しているといわざるを得ない。今回は大きな事態にならずに収束したものの、大きなトラブルに発展する可能性もあった。アビスパ福岡には、同選手に対し、プロ選手としての自覚をもった行動につとめるよう指導教育いただくとともに、二度と同様の行為が起こらないよう強く要請した。



「村井 満チェアマンのコメント」

JリーグとJクラブは、4月22日に「3つのフェアプレー宣言」をし、選手にはピッチ上のフェアプレーを、またファン・サポーターの皆様には、「スタジアム内外での掲示物等のメッセージは、それに触れる方々が共感し、感動を共有できるものにしましょう」と呼びかけました。

今回の愛媛FCのサポーターの行為は、本試合を楽しみにスタジアムにご来場いただいた多くのファン・サポーターの皆様が不快に思う、先の3つのフェアプレー宣言および私がチェアマンメッセージに込めた思いに反する極めて遺憾な行為であったと思います。また、アビスパ福岡の選手による挑発行為については、子どもたちの見本となるべきプロサッカー選手が、相手チームに敬意を表するという、選手である前に一人の人間として当然の礼儀を欠いた非常に見苦しい行為です。いずれのケースもクラブスタッフによる現場での迅速な対処がなされましたが、日本サッカー界のイメージを毀損する事案と言わざるをえません。

繰り返しとなりますが、選手、チームは勿論のこと、ファン・サポーターの皆様、関係者の全員が、常にフェアプレーを尊重し、相手チームに敬意を表し、スタジアムに訪れたすべての方々が気持ちよく試合を観戦していただけるように常に意識し、行動しなければなりません。

本来サッカーは、全ての人が楽しむために存在するものです。そしてサッカースタジアムは感動を共有する大切な「劇場」です。その「劇場」においては、どのような行為でも許されるというものではありません。サッカーに限らず、物事にはルールがあり、それを守るという一人ひとりの心のありようが大変重要です。私たち全員が、一つひとつの事案に真摯に向き合い、解決し、学んでいく必要があります。皆様とともに、これまで以上に感動的な、「世界に誇れるJリーグの劇場」をつくってまいりたいと思います。


以上
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