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地域リーグ所属のJリーグ準加盟クラブ3クラブに対するJ3参加のための「J3ライセンス基準」の審査終了延期について(13.10.15)

Jリーグは、本日の理事会で、J3参加のための「J3ライセンス基準」(ステップ2)の審査に関し、当初予定していた10月理事会までの審査終了を、地域リーグ所属のJリーグ準加盟クラブ3クラブ(グルージャ盛岡、アスルクラロ沼津、レノファ山口)に対しては1カ月延期し、11月の理事会にて審査結果を出すことを決定しました。

■対象クラブ
・グルージャ盛岡(東北1部リーグ)
・アスルクラロ沼津(東海1部リーグ)
・レノファ山口(中国リーグ)

■審査終了延期の理由

(1)J3ライセンスに定める人員(クラブスタッフ、チームスタッフ等)の充足を裏付ける、来期の収入の実現可能性を精査する。

・1. J3に対してもライセンス審査を導入した目的は「リーグ戦を安定して運営する」こと、そして「クラブ経営の基盤を着実に整える」ことをJリーグとして重視していることの表明であり、クラブにもその重要性を意識してもらうことであるため。

・2. 地域リーグから3クラブがJ3ライセンス審査に進むことになったが、審査の状況から考えて、実質的に、この3クラブのうち1クラブが、史上初めて「地域リーグからの飛び級(JFLを経ないで入会)」でJリーグに入会することとなるため。
飛び級により、J3を安定して運営するために、社員(クラブスタッフ)やチームスタッフを大幅に増員させる必要があるが、そのためには、来期の収入予算の達成が必須となるため。

・3.来期収入予算達成の大きな要因となるのは、来期の広告料収入であることが明らかだが、この収入の内定状況については、スポンサーの意向もあり、時間を要することから、継続的に精査すべきであるため。

・4. 上記3にともない、来期広告料収入の内定状況をもとに、来期のクラブスタッフ等、J3ライセンス取得に必要な人員がそろえられるか否かを審査することとし、それによってJ3ライセンス審査の合否を判定することとしたいため。

・5. なお、3クラブに対しては、準加盟承認にあたり、「J3参加に関する場合は、来期の予算を早急に編成のうえ、地元に具体的に説明をし、予算として見込んでいる収入を早急に確定させること」との付帯事項を出した。これに合わせ、10月4日までに、3クラブより来期予算が提出された。

(2)「先にJ3ライセンス」を交付することによるデメリットの抑止

・1. 3クラブに対し、J3ライセンスを交付することは可能ではあるが「クラブ全体の基礎体力強化」という、J3発足の設立の趣旨からみると、以下のような課題が発生する。
 a)J3入会が決まった後に、収入予算の未達により、必要な人員をそろえられなくなり、J3ライセンスを事後的に充足しない状況が生じる可能性がある。

・2.上記の課題はそのまま、今月にJ3ライセンスを交付するデメリットに直結するため、このデメリットを抑止し、今一度J3クラブの経営基盤の安定化という本来的な趣旨に立ち返る必要があるため。

■J3ライセンスの結論を1ヶ月延期することによる、J3審査ステップの変更の概要
※本概要図はJリーグ公式サイトをご覧ください。
http://www.j-league.or.jp/release/000/00005385.html

(1)変更の影響を受けるクラブ
・1. 盛岡、沼津、山口の3クラブが影響を受ける。

・2. JFL所属のJリーグ準加盟クラブはこれまで通り審査を続ける。

(2)変更の概要
・1. 3クラブに対し審査ステップ2を1ヶ月ずらすことにより、審査ステップ3も1ヶ月ずれる。これにより、3クラブに対するJ3入会の最終決定は12月の理事会となる。

・2. 11月の理事会でJ3ライセンスが交付されたクラブに対し、12月理事会までの間に入会審査を行う。

・3. 12月の理事会において入会審査の結果を審議する際に、ステップ4「競技成績」の結果を判断材料として考慮する。

以上
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