本日(8月4日)午後、元日本代表で、JFLの松本山雅FCでプレーする松田直樹選手が長野県松本市内の病院で逝去しました。ご逝去の報に接し、心からお悔やみ申し上げます。
なお、日本サッカー協会 川淵三郎キャプテン、小倉純二会長から以下の通り、お悔やみの言葉が入っております。
■川淵三郎 日本サッカー協会キャプテン
「先月(7月)の3日、信州ダービーマッチで松田直樹選手が元気にプレーするのを見ていただけに、突然の訃報に言葉もありません。
FIFAワールドカップ日韓大会が行われた2002年、彼は一度、トルシエ監督に代表メンバーから外されたのですが、Jリーグで頑張ったことで再度代表に返り咲き、本大会では全試合に出場しました。
僕にとって一番印象に残っている彼の思い出は、2004に行われたAFCアジアカップです。彼は縁の下の力持ちとしてチームを支え、控えだったにもかかわらず懸命に練習に励んでいました。あれだけひたむきに打ち込んでいた姿は初めてでしたし、控えとして彼が先頭に立ってチームを盛り上げたことがチームの優勝につながったと思っています。特に、優勝を決めた後のロッカールームで、彼は一番先に立って万歳をし、全身で喜びを表現していました。優勝を心から喜び、無邪気にはしゃいでいた彼の姿が今でも強烈に残っています。
心からお悔やみ申し上げます。」
■小倉純二 日本サッカー協会会長
「松田直樹選手の突然のご訃報に接し、悲しみに耐えません。
2002年のFIFAワールドカップで活躍した松田選手ですが、今季から松本山雅FCに移籍し、JFLのチームをJリーグに昇格させるべく新たにチャレンジしていたにもかかわらず、道半ばで逝去されたことは我々にとっても大きな痛手です。
松田選手のあの華麗なプレーを我々サッカーファミリーは決して忘れることはありません。我々としては彼の遺志を継ぎ、サッカーの発展に尽くしたいと考えております。
ここに謹んで松田選手のご冥福をお祈り申し上げます。」
以上