U-20日本女子代表 3(前半1-0)1 U-20イングランド女子代表
2010年7月21日(水)15:00キックオフ(現地時間)
予選グループ最後の戦いとなったイングランド戦。どちらも勝てば決勝トーナメント進出の可能性がある。試合開始から両チームは積極的な動きを見せる。最初にシュートを放ったのはイングランド。1分、Jordan NOBBSが遠目からゴールを狙えば、日本も左サイドから岩渕真奈がチャンスを作って対抗する。15分、高瀬愛実のインターセプトから岩渕がシュート。ボールはGK正面に入ってしまうが、日本に流れが傾く。そして20分、左サイドの小原由梨愛が粘って中へ入れた早いクロスを藤田のぞみがスルー、走り込んできた中島依美がしっかりと沈め、日本が先制点を挙げる。22分にも小原からのボールに今度は高瀬が合わせるが惜しくもバーの上。チャンスは掴むものの、追加点は奪えないまま後半へ突入する。
膠着状態が続いた後半の立ち上がり。徐々にイングランドが攻め込み、耐える時間帯を迎えた日本。52分にもFKからイングランドにゴール前までツメられてしまうが、Danielle CARTERのシュートは大きく枠を外す。嫌なムードを断ち切りたい日本は70分、岩渕と藤田のコンビネーションでフィニッシュを狙うが、DFに阻まれる。73分にも、加戸からのボールに高瀬がヘッドで競る。その直後、完全にリズムを掴んだ日本は中島のFKから岸川が合わせてゴール。ついに追加点が生まれる。4分後にも再び岸川のゴールで3点目を挙げる。
しかし、イングランドもこのままで終われるはずもない。83分、CARTERの突破をDF陣が奪おうとした際に倒してしまい、イングランドにPKが与えてしまう。これを決められ1点を返されるが、なおもゴールを目指す日本。86分には、高瀬から渡ったボールを岩渕がミドルで狙う積極的な攻撃を見せ、最後までさらなる追加点を狙い続けた。最後まで日本らしいサッカーを披露した日本は3−1で勝利。勝点を4に伸ばすも、同時刻に開催されているもう一方のメキシコvsナイジェリア戦が引き分けに終わったため、惜しくも決勝トーナメントはならず。1勝1敗1分でグループC3位で今大会を終えた。
以上