●関塚隆監督(千葉):
「千葉にかかわるサポーター、それから皆さんに本当にJ1昇格ということを実現できなくて、申し訳なく、そして残念に思っています。やはり1点をこじ開けることができなかったというところが現実だったというふうに思います。
(試合の)入りとしては我々も勝って(J1昇格を)掴み取るということで試合に臨んだんですけど、やはり1点を奪われ、後半、時間がある中で最後の最後まで点を取りに行こうと選手たちはよく足を動かしてくれたと思いますけど、山形さんの気持ちというか、それが一つ上回ったんじゃないかなと思います」
Q:今季はこれで終わりで、来季に向けてというのはまだ早いのかもしれないですが、どういったところをプラスしていきたいとお考えですか。
「今、この会見でそれをコメントするということはちょっと避けたいと思います。これからまたクラブと話していきたいと思っています」
Q:J1昇格プレーオフではJ2リーグの上位チームが引き分けでもいいというルールがあります。私が見たところでは最初の1分間は千葉が前に行こうとしたと見えましたが、そのあとは落ち着いてしまった。このまま守りきろうという気持ちはないと思いますが、どうしても受けに入ってしまうようでした。点を取られて後半はあれだけチャンスを作って、ツキに恵まれなくて結局、こういう結果になってしまいました。先ほど言ったルールは上位チームに本当に有利なのでしょうか。
「勝点が僅差の3位から6位であれば、それは力的には逆にどういう状況が起こるかということはあると思いますね。だから、強いて言えばJ1昇格プレーオフの決勝も上位チームのアドバンテージということであれば、ホームのスタジアムでできると、そこまであればまた違うのかなと思いますけどね」
Q:千葉の場合は山形に比べて試合間隔が1週間空いたという違いがあったと思いますが、試合のない2週間のチームマネジメントは難しかったと思います。どういう状況でしたか。
「いえ、我々も同じように水曜日(11月26日)に(天皇杯)準決勝が同じカードでありました。そのあとの1週間がなかったわけで、ただ、僕自身も今日の戦いというものに対して賭けていましたし、我々はアウェイゲームでJ2最終節、讃岐に行って僕自身は千葉に戻って大阪に入るという選択をしました。そういうスケジュールの中でのコンディションということでやってきました。決して選手たちのコンディションが整わなかったということではなかったと思います。やはり少し山形さんの形というか、そして勢いというか、それを我々が崩し切るだけのものが足りなかったということだと思っています」
Q:普通ならばゴールが決まるような状況で山形が守りきったことは確かですが、サッカーでは運やツキというものが大きく左右すると思います。今季は素晴らしいチームを作ったけれども、最後の最後でツキがなかったこと、運に関してはどう思われますか。こういう状況ですが、関塚監督のツキや運に対する定義を教えてください。
「ちょっと今はそういうコメントをする心境ではないのですみません」
Q:千葉はなかなかJ1昇格プレーオフのこのシステムでは勝てません。見ている感じではすごくチームの持っているもの、選手も含めてJ2の中ではとてもいいと思いますが、それでもJ1昇格ができないのは今日の試合に限らず、どう改善しないといけないとお考えですか。
「それはやはり気持ちのメンタル面だけではなく、やはり技術的なものとか戦う姿勢とかそういうトータル的なものを積み上げていくということが大事なんじゃないかなと。やはりそれはしっかりと地道なトレーニングから、そして立ち向かう姿勢から、そういうところから積み上げていくものだと思います」
以上