●柱谷哲二監督(水戸):
「前半悪くはなかったんですけど一つのリスタートから失点して、後半も悪くはなかったんだけどミスからの失点ということで。今年を象徴するような失点で、流れを完璧に持っていかれたかなと。とても悔しいゲームだったですけど、これが今の我々の力ということを認識して、また来年いいチーム、強いチームを作りたい。上手いだけじゃなくて本当に強いチームを作るとサポーターと約束しました。もっと来年勝つぞと。
今日も松本さんに勉強させてもらったかな。来年はできませんが、この勉強をしっかりプラスにして、前進させたいと思います」
Q:今年を象徴するような失点、という部分について。
「松本さんは隙がない。うちは見ていて隙だらけです。セカンドにしても何しても、この辺の差はすごく感じた。勉強になりました」
Q:若手が伸びてきた一年でした。
「毎年ターゲットして育ててきていて、その意味で痛手も必要。その苦しさというのも僕にはあるんだけど順調に育っていると思います。
新里に関しては最後の5、6試合はアップアップの状態だったね。彼のミスはたくさんあったかもしれないけど、これを乗り越えて来年に繋げていかないとうちはやっていけない。彼の更なる飛躍を願っています。そのためには今季は良い経験になったと思うけど満足せずにもっと努力してほしい。相手の飯田選手みたいにタフになってほしいね。そこを含め、彼は素晴らしい経験をしたと思う。
笠原にしても本間と争っている状態で、また勝負しないといけない。チーム内で競争しあって伸びてほしい。そのためには試合に出さないと伸びないので、今季は若手・中堅を伸ばすチェンジ、トライをしました。下位争いをしないで良かったが、この悔しさを忘れず、ベテランには感謝しつつ、また来季に向けてオフ明けからトレーニングしていきたいと思います」
Q:特にボランチのところが、今季を象徴するような試合でした。
「その通り、当初から石神が使えなかったりとか。ポイントになる選手、ボールを奪える選手とか自分の中にボランチのイメージが強くあって、フィットしていかなかった一年でした。全体的にそこが機能しないと僕のサッカーができない。隙がある、展開力がない、ボールを奪うところができていない。そこを象徴するようなゲームの一つだった。そこは変えていかないといけない。選手を代える必要もあるので、スカウト含めて新しいチーム作りをしていきたい」
以上