申し訳ないが、広島はあの時とは違うから。
夏場にG大阪相手に天皇杯・リーグとの連戦を落としたことがあり、その結果を以て「G大阪有利」という声を聞くが、そういう向きには冒頭の言葉を贈ろう。
当時の広島は、相手に脅威を与えられるチームではなかった。中断明けから守備が崩壊(5試合13失点)し、チャンスメイクもうまくいかない。「このままでは残留争いに巻き込まれるかも」という危惧は、決して大げさではなかった。そのために森保 一監督はまず、守備を再構築。帰陣早く自陣でブロックをつくる形を徹底させ、アリの這い出る隙間のない堅守を復活させようともくろんだ。G大阪との連戦は、まさに立て直しの過程だったのだ。
目論見は成功。立て直しがスタートした第19節の鳥栖戦以降のリーグ14試合で6試合が完封、複数失点は1度だけ。ヤマザキナビスコカップでもホームゲームはいずれも完封で抑えきってアウェイゴールを許さず、決勝進出につなげた。さらに攻撃も最近3試合で8得点と爆発力を取り戻した。
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◆J's GOAL広島担当:中野和也が選ぶキープレーヤー
GK 林 卓人(Takuto HAYASHI)
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以上
2014.10.31 Reported by 中野和也