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【J1:第30節 清水 vs 広島】森保一監督(広島)記者会見コメント(14.10.26)

●森保一監督(広島):

「今日は本当に厳しい戦いになると覚悟してきたので、このアウェイの地で勝利できたことがまず良かったと思います。
試合は、前半非常に清水の圧力を受けて、後手に回ることが多かったですが、選手がそこを耐えしのいで、失点しないで粘ったことがチャンスにつながり、得点につながったと思っています。選手も、今日は相手が圧力をかけてくるという清水の状況を考えても、覚悟のうえだったと思いますが、しっかりと耐えるところは耐えて、チャンスをうかがうという狙いが得点という形に表われて良かったと思います。
前半の途中から後半も、相手の圧力を受けて清水にもチャンスはありましたし、実際に1失点はしてしまいましたが、基本的にはわれわれがボールを握って、相手のイヤなところにボールを運び、良い攻撃ができたのかなと思いますし、それが3点目につながったと思います。
ただし、エスパルスにもチャンスがあったと思いますが、3−1になってから我々にも多くのチャンスがあった。そこで試合を終わらせるための追加点を決めるだけのチャンスがあったので、決めておくという部分は課題として次につなげていきたいと思っています。
今日もこのスタジアムの雰囲気で、清水が残留争いをしている中で、非常に厳しい戦いになりましたが、我々のサポーターも数多くここに駆けつけてくれて、選手は最後まで走りきることができたと思います。サポーターの皆さんに、今日の応援も感謝したいと思います」

Q:今日は石原くんと(佐藤)寿人くんが決めて、2人で2ケタゴールを達成し、とくに寿人くんは11年連続という偉大な記録を達成しました。この記録について一言。
「その質問は来ると思っていたので、今、最後に言いませんでした(笑)。寿人の11年連続2ケタゴールというのは、本当にすごいの一言に尽きると思います。僕は選手のときに、仙台で2003年シーズンに彼と1年間プレーしましたが、本当に毎年毎年ゴールを重ね、つねに自分を高めることを忘れずにここまで彼がやってきたこと。それが今年も2ケタ得点という結果につながって、元チームメイトとして、今は監督と選手という立場としても、本当におめでとうという言葉を伝えたいと思います。
石原も2年連続2ケタゴールということで、2人には早く2ケタ取ってもらえればと思っていましたが、本当によく頑張ってくれて、ゴールを積み重ねてくれていると思っています」

Q:素晴らしい勝利の一方で、今日は浦和が引き分けたので3連覇は消えてしまいました。それについては?
「3連覇できなかったことは残念だと思います。やはり3連覇のチャンスがあったのは我々だけで、そこは目標として頑張ってきたので、3連覇できなかったことについては残念に思います。ただし、今日のゲームでもそうですけど、可能性としては優勝は以前から厳しくなってきていたと思います。そこで大切なのは、そこの目標に向かって頑張るということも大切ですが、Jリーグが34試合ある中で、1試合も無駄にしていい試合はないと。そういう部分で、優勝はできませんでしたけど、今日も34分の1の試合でアウェイの厳しい状況の中で選手が自分たちの力を出し切って、やってくれたこと。選手にはつねに言ってますが、どういう戦いでも一戦一戦自分たちの力を出し切って、我々らしく戦っていこうということを続けることが大切なので、優勝がなくなったのは残念ですが、今日選手が見せてくれたプレーについては、我々がやるべき戦う上での気持ちのコンセプトと、グラウンド上の戦術的なコンセプトを発揮できたことは、良かったと思います」

Q:今日は清水がボールサイドに人数をかけてプレスをかけてくる中で、サイドチェンジがすごく効いていたと思いますが、そこは監督からの指示もあったんですか?
「はい。我々がボールを握ったときに、エスパルスがボールサイドにプレスをかけてくるということはスカウティングしていました。今のエスパルスの状況を考えても必ず勝点3が必要だと考えたときに、我々がボールを握った瞬間に必ずボールにプレスに来るということは予想できました。そこを回避するためにサイドチェンジを使っていこう、幅を使っていこうということは選手に伝えていました。ただ、前半の後手を踏んでいる時間帯は、ボール中心のプレッシャーに対して我々がうまく外せず、相手のプレッシャーを受けたことによってかなりピンチにもなりましたし、圧力を受けてしまったと思います。ただ、時間が経つにつれて、選手がうまくそのプレッシャーを回避してくれるようになったと思います」

以上
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