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【J1:第30節 清水 vs 広島】大榎克己監督(清水)記者会見コメント(14.10.26)

●大榎克己監督(清水):

「サンフレッチェのシステムが3バックで、攻撃に入ったときには4-1-5のような形、そこから守備に入ると5-4-1のような形になるので、それに対して自分たちが向こうのシャドーの動きをしている石原くんと今回は野津田くんでしたが、そこで落ちてくるのを見られるようにボランチを2枚にしました。その中で、立ち上がりはゲームプラン通りある程度できていたかなという感じはしています。ただ、相手にしっかり5-4-1という形を全部作らせていたかなという感じがして…。その中でもサイドバックがどれだけ起点になれるかが今回の試合のポイントだという話をして、DFラインではボールは回せるから、そこからサイドに入ったときに、相手の(中盤)4枚の後ろ、(DF)5枚の前でボールを受けられるかどうか。そこでうちのサイドバックが持ったときに、5枚が引っ張り出されてその背後を狙うという意図があったんですが、ちょっとDFラインのボールの回しも遅くて、サイドバックが高いところで起点になるということが、ちょっと少なかったかなと思います。
そういう中でもサイドではボールを回せて崩せたのですが、そこからもう少しシンプルにクロスを入れるとか、シュートを打つとか、そういう大胆さ、思い切りが少なかったかなと思います。そういう中でサンフレッチェの試合のうまさと言いますか、ワンチャンスをものしてくるというか、カウンター気味で1本で失点してしまった。それからクロスからの2失点目。これが非常にチームにとっては痛かったなと思います。そういう中で後半はもっと取りにいかなければいけない状況があって、前がかりになるところをカウンター気味にやられたりという展開になってしまいました。
最後に1点は返しましたが、なかなか相手が揃った中では崩せないゲームになってしまったかなと思います。もう少しシンプルに早く攻めること、それからクロスからの中に人数が少ないというところも改善点かなと思います。また16位まで下がってしまったと思いますが、残り4試合、自分たちの力を全部出し切って、戦っていきたいと思います」

Q:バイタルエリアの守備というところはうまくいっていたと思いますが、サイドチェンジで後手を踏まされる場面がかなり多かったと思います。その点に関してはどう感じていますか?
「ある程度、同サイドで取り切ろうという狙いでしたが、いちばんは真ん中を使われないように、シャドーのところで受けて起点にされないようなことはチームとしてやりました。それで最悪、逆サイドへのサイドチェンジにはしっかりスライドをして対応しようと。サイドをもし使われた場合には、中で見ようということで、優先順位としてはやっぱり真ん中を空けないところからチームとしてスタートしました。正直サイドチェンジはさせたくないんですが、バイタルを使われるよりは、まだサイドに振られてもそこからの対応をしようという優先順位をチームとして持って戦いました」

Q:2ボランチを採用して守備のほうは安定していた印象があったんですが、攻撃に移ったときに枚数が少し足りないように見えました。そのあたりはどう見ていますか。
「僅差のゲームになるだろうということで、ゲームプランとしては前半は0-0でもいいかなと。それで相手が来たときに仕掛ければいいかなというところで、守備のところで相手にバイタルを使われるというのがいちばん気になったところなので、ちょっとそこに意識が高かったかなと思います。ただ攻撃に関しては、チャンスのときにはそこから飛び出すような動き、ボールを越えていくような動きが全体的に少なくて、足下だけでボールを動かしてしまうところ。それからボールは回していても、みんな逆に動きすぎて、ノヴァ(ノヴァコヴィッチ)に入ったときに彼の近くにサポートがいなかったというのも、攻撃を作れなかった一因かとも思っています」

以上
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