●西野朗監督（名古屋）：

「厳しいゲームは想定していましたし、その中でどういうゲームができるかなと思っていました。ここ２試合無得点でなかなか攻撃のリズムを作れず、決定機を作れても決定力がなかった。今日は積極的に行こうということで、ゲーム前にも３ポイント（勝点３）を狙うための戦術を徹底し、状況によっては闘莉王を前線に出してリスクを負ってでもポイント３を狙うことを成立させようとしました。その状況は作りたくはなかったですけど、今は２トップのパフォーマンスが全体のパフォーマンスと合っていないこともあり、闘莉王を上げなければいけない中でいくつかのチャンスをもらえた中での得点だった。スクランブルな戦いではありましたけど、後半の立ち上がりの厳しい状況を何とか凌げた所と、リスクを負って攻撃的に出たことでチャンスをもらえたのかなと思います。本当に厳しいゲームをもぎとったという感じで、今のチーム状況からするとラッキーなゲーム運びができたなと思います」

Q：田鍋選手を先発で起用した意図、評価は？
「自分の中では60分という制限の中での投入です。２トップにしてサイドアタックの有効性、アドリアーノが出ることを想定して徳島の左サイドのスペースを有効に使って、アレックスを攻略していくことを考えました。まだまだフィジカルが戻ってない中で時間制限をせざるを得ない中で、後に入れるよりも積極的な策をとりました。最近は本多のオーバーラップの頻度が上がっていて、右もということを考えた。ある程度、矢野がアドリアーノにひっぱられることも想定して、右サイドの攻略という所で得点まで期待していたわけではないが、推進力をよく出してくれたなと思います」

Q：全体的に絡めていない印象もあったが？
「プレースタイルが直線的なスタイルなので、4-2-3-1で入ればあのようなプレーでもと思うのですが、ボックスで入ってワイドなプレーだけというのは中盤の構成にもっともっと絡んでこなければと思います。今日はある程度押し込めることも想定した中で、ある程度ラインを使ったパフォーマンスで良いということでした」

以上