●影山雅永監督（岡山）：
「風が強くて、自分たちの特長がなかなか表現しずらい試合でした。後半に入って、すぐ長崎が徹底した戦いをする中で、じっくりとできることをして、しつこく粘り強く弾き返していたのですが、やはりサッカーは何が起こるかわからないですね。我々も試合終了間際に追いついたり、ひっくり返すという事もあります。今日のように追いつかれたり。残り７試合は全てそうなると思います。そういうものを乗り越えて初めて昇格があるのではと思います。偶然ではなく。下を向くことなく、できた部分もあったので次の試合に向けてもっとパワーを出していきたいです」

Q:後半は風下になりましたが、ハーフタイムに指示はありましたか？
「風下になるのは、前半我々が風上を取りましたので。ゲームの展開で１点をリードしていて、長崎のリザーブの選手を見ればどういう展開になるかというのは私も選手たちもしっかりイメージできていました。共通認識を持ってしつこく弾き返してくれたと思います。最後の最後のこぼれ球に対してというより、その前のボールを上げる所のプレッシャーが徐々に緩くなったですね。凌ぎきる事ができませんでした。ただ、そんなに簡単じゃない。相手も必死だし、我々も必死。お互い必死の中で、勝点３を奪う回数を増やしたいですが、なんとなくではなく、もう一点突き刺す。残り７試合でキープじゃなく、もう一段ギアを上げなければいけないでしょう」

Q:１点取ってから攻撃にいけなかったが？
「怪我で出れない選手や累積で出れない選手がいますが、新しく先発選手がよく力を出してくれました。ずっと組んできた選手までとはいけないけども、彼らなりの良さが出た。もっと良くなっていく部分なので、昇格できるかどうかのポイントになるでしょう。残り７試合いろんなことが起きますので」

Q:ウーゴが初先発。期待した点は？
「非常に真面目な選手で、選手たちからもウーゴならば、やるだろうという信頼の厚い選手です。体が強く足元の技術もしっかりしている。背も高く、２列目の選手に落とすことができます。今日は風が彼の良さを出すのを難しくしたと思います。良くやってくれたと思います」

Q:澤口（雅彦）選手も久しぶりに出場したが？
「長いリハビリで心折れそうになりながらも、良く戻ってきてくれた。彼はストイックな選手で、強い気持ちを持っています。
願わくば、ゼロの間に入れて、守備だけじゃなく攻撃に出て行ける時間に出させたかったが、準備をさせている間に失点してしまった。もう一度点を取りにいきたかった。これから彼の力が必要になる。（90分からの出場だったので）これからはより長い時間プレーしてもらうことになるだろう」

Q:失点については？
「悔しいですが、相手も背の高い選手を入れて、放り込んでくるのは分かっていた。競る選手はFWが競っていましたが、集中していました。ただ何かを変えなければいけないというわけではないです。あのシーンだけではなく、総合的に考えて次の試合望みたいです」

以上