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【J2:第32節 松本 vs 讃岐】反町康治監督(松本)記者会見コメント(14.09.20)

●反町康治監督(松本):
「勝点的には少し残念でしたけど、前節から少しポジティブなところも見られたので、勝点3は取れませんでしたが、次に繋がる勝点1とポジティブにとらえています。
讃岐さんは京都戦から戦い方を変えて、そこからは非常に良い成績を収めています。徹底した戦いに対して我々も準備してきましたが、最終的には力足らずだったかなというところはあったかなと思います。次の北九州も同じようなスタイルですが、今日の鬱憤を晴らせるように、先制点をとることを目指して頑張っていきたいと思います」

Q:力足らずというのは、やはりフィニッシュの部分でしょうか?
「今週は遠目からのシュート練習もしたんですが、夏の祭りは終わっているのに打ち上げ花火ばかりでしたね(苦笑)。ひとつ取れれば流れも大きく変わるんですが、サッカーは色々な作業で努力しても取れないこともあれば、あまり努力しなくても取れることがある。その意味では難しいですが、これは努力していくしかない。何度か溜息で終わった部分もありますが、大事なのは選択肢がなくてシュートを打っているのか、最初から打ちにいっているのか。そこは精査しないといけないでしょうね。最後、裕史が低いシュートを打ちましたが、彼は途中から入ったことも含めて点を取る姿勢が強かったので、ああしたギリギリのシュートを打ちましたけどね。まあ、ここにお集まりの皆さんは勝ち慣れているので『何故だ』と思うかもしれませんが、試合に勝つことも点を取ることもすごく大変なことなんです」

Q:讃岐のリトリートする戦術に対しては?
「ビルドアップは色んな形があるので。ただ、貴之にはあまり引かずになるべく相手の最終ラインで勝負しろ。祐三にはピックアップしてくれと試合前に話をしました。まあワンちゃんは天然なので餌があれば行くので。彼の攻撃力というのは足元も含めて悪くないですから。
ただ当たり前だけども木島が交代するまでは、京都戦のような一発のパスで点を取っている。その恐怖からどうしても逃れることはできないですね。彼は歩いている時間は長くても、仕事屋ですから。だからリスク管理をしつつ長いボールが行った時は次のボールということで、ユン、雄大、隼磨、竜太朗は相手の大きな隙間を埋めにいかないといけない。結構出来てましたけどね。向こうもボールを奪うところがペナルティエリアの手前だったので、そこから上がっていく力は正直久々の選手もいたのでなかったと思います。そこら辺は上手くやることができましたけども。
リトリートした相手を崩す方法はたくさんあって、いろいろ手を変え品を変えやってきましたけども、向こうもセットプレーのディフェンスを変えてくるなど、なかなか我々の思い通りにさせてくれなかったですね。その意味では北野監督は非常に優秀ですし、残り10試合になりましたけど讃岐は結構良い戦いをするんじゃないでしょうか。相手を誉めてもしょうがないですが」

Q:飯尾竜太朗選手の評価と、鐡戸裕史選手投入の狙いは?
「あれは木島がいなくなったので。結局飯田のところに流れていって、まああっちに流れるのが好きということは僕も知っているんですけど。そこで全く違うタイプの我那覇が入ってきたので、そこはリスク管理をしなくてもいけるということで隼磨を右にして高い位置を取らせた。鐡戸は一番攻撃のアイディアがある選手ですしミドルも打てる。左足でもクロスを上げられますし。向こうはクロスから11失点していますが、そこで横を向かせて勝負することも必要と判断しました。木島の交代=鐡戸の投入みたいな感じになりましたね。
竜太朗はちょっとノッキングしたところがありますが、今日みたいな相手ではちょっと可哀相でしたね。例えば後ろに下がって出て行くまでの距離が長かったですからね。長いボールが入った時に戻らないといけないのでエネルギーを使いましたね。あとカードも貰ったので、それも少し気になったところではありましたけど。ただ全体的に悪くなく、自分の持ち味を出したと思います」

Q:田中選手の左サイドは窮屈そうでしたが?
「僕はそんなに窮屈そうには感じませんでしたけど。逆に言うと中に入ってシュート打つチャンスがありましたからね。実際祐三とのいいコンビネーションがあったじゃないですか。ああいうところで2対1を作った。そこで決めきれればいいんですが、いわゆるペナ角のところですね。左右関係なく崩すことが出来ていたと思いますよ」

Q:残り10試合、セットプレーで得点できない場合に何が必要になりますか?
「例えばオフ明けからずっとセットプレーの練習ばかりしているわけじゃないですからね。前日以外はオープンプレーでどう崩すかという練習をしています。ゴールに直結するようなことを考えながら励んでいるつもりです。皆さんは無得点だとネガティブに書きますけど、繰り返しますが勝つということ、得点するということはやはり大変なことなんです」

Q:岩沼俊介選手のコンディションは?
「次は万全で出れます、と書いておいてください!(笑)」

Q:冒頭にあったポジティブな部分とは?
「例えば全体的なバランスであるとか、そういう部分を留意しながらゲームを進めることが出来ていましたね。特に攻めている時はそれなりのリスクがあるわけで。それだけの話ではないですが、そういうところが少し疎かになっていて、サッカーの展開というかゲームを読む力が少し足りない部分もあったので。今日はその意味ではすごくしたたかな部分も精神的に出すことができたと思います。これからはそういう試合もあるし、今日はお互いに得点できず難しい展開という言い方になるかもしれませんが、これからはリードしているされているいろいろな状況のなかで、思慮深くやっていく必要がある。今日はその第一歩だと思っています。今まではその部分が欠けていたので」

Q:ここ2試合、出場停止の選手がいるなかで、選手層を厚くしないと厳しい部分もあるのでは?
「選手層はウインドウが閉まっているのでこれから厚く出来ないので、政治家(塩沢)も含めて怪我人を早く復帰させることだと思います。それしかないでしょうね。
まあ、もう一回フットボールに謙虚に向かい合うということをこれからやっていかないといけない。残り10試合、選手には言いましたが、湘南が近いうちにJ1昇格が決まる。そうなると必然的にうちにマイクを向ける回数が増える。そういうなかでも我々は謙虚に愚直にサッカーに取り組んでいくということですね。それを楽しみながら、残り試合やっていきたいと思います」

Q:ここに来て3試合勝ちなしとなったが?
「湘南以外、どこのチームでもあることですからね。どこもそういう思いをするなか、皆さんもすぐにそういうことを書きたがりますが、ここで揺らいでいてはチームとして今までやってきたことが台無しになりますから。今までやってきたことをより精度を上げて、より自信を持ってやっていくしかないですね」

以上
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