このたび、ロアッソ熊本を運営する株式会社アスリートクラブ熊本の池谷友良代表取締役が下記の通り負傷しましたのでお知らせします。
・池谷友良(アスリートクラブ熊本 代表取締役)
・診断名:左足アキレス腱断裂
・受傷日:9月15日(月)熊本県シニアサッカーリーグ試合中
・加療期間:受傷日より数日
というリリースはクラブから出ていないが、18日(木)朝、SNSを通じて池谷社長がアキレス腱断裂、というニュースが入ってきた。
早速、社長本人に電話で話を聞いた。
記者「具合は大丈夫ですか?」
池谷「大丈夫じゃないよ〜(笑)」
記者「どういう状況だったんでしょうか?」
池谷「シニアリーグの試合中だったんですよ。華麗なプレーを披露しているつもりでね、周りの動きが遅く感じるくらい、『おっ、今日はなんだか調子がいいな』と。で、ドリブルしていたら、背後から相手がチェックに来たように感じたんだよ。そしたら『バチーン!』って音がして倒されたから、『こりゃ、やられたな』と思って振り返ったら…、誰もいないの(笑)。レフェリーが近くで見ていたんだけど、『池谷さん、すごい音がしましたね』って言うから、『こりゃ、アキレス腱、逝ったな』と(笑)」
記者「手術はしないんですか?」
池谷「今のところ、ストレスがかからないようにギプスで固定してるんですよ。というのも、営業の挨拶回りがぎっしり入っていたから。今日もこの後、福岡に行くんだけどね。一応、チームドクターの甲斐先生に診てもらって、来週月曜(22日)に手術することにして、23日の岐阜戦は仕方ないから休ませてもらって、一応2日間だけ入院します。今週末の栃木戦も行くし、10月頭の東京Vとの試合前にも向こうでスポンサー回りの予定があるし、関東応援団の会合もあるから、フルパワーで(笑)」
記者「では離脱はしない、ということですね。強行出場というか」
池谷「そうだね。FC琉球の薩川了洋監督とも電話で話した時に、アイツもアキレス腱切ってるから聞いてみたんだけど、手術の後が結構痛いって言ってましたね。今のところは痛みもそんなにないし、ギプスを外せば風呂も普通に入れるし。付き合いでお酒を飲んだ夜に痛みが出るのは仕方ないですけどね」
記者「何か変化は?」
池谷「うーん、左足にギプスをはめて、さらにガンダムみたいな装置をつけてますからね。高さを揃えるために右足も厚底の靴を履いてるから、普段よりも視線が15cmくらい高くなったことですかね。自分史上初めて、175cmの視界を楽しんでますよ(笑)」
現役時代にも靭帯損傷などの大きなケガはあったというが、今回ほどの負傷は初めてのこと。しかしながら、「今はこのことを話のネタに使ってます」と、アクシデントをダシに営業先でも話を弾ませるというしたたかさは、大いに見習うべきところ。そもそも離脱しないので早期復帰を願う、というのは変な話だが、お見舞い申し上げるとともに、1日も早い全快をお祈りします。
以上
2014.09.18 Reported by 井芹貴志