徳島ヴォルティスがＪ１昇格プレーオフ決勝で京都サンガF.C.に勝利し、Ｊリーグ史上初めて四国にJ1クラブが誕生することとなりました。

2013年、小林監督体制2年目の徳島は、序盤戦こそ思ったように勝ち星を積み上げられなかったものの、第22節・札幌戦あたりから粘り強い守備をベースに勝ち星を重ね、6連勝を含む12試合負けなしという怒涛の快進撃で3位まで順位を上げます。その後3連敗を喫しますが、第40節では2年前の最終節・J1昇格の道を閉ざされた相手・岡山に勝利するなどし、最終的には4位でシーズンを終えました。

J1昇格プレーオフ準決勝では、ホーム・鳴門大塚に集まった大勢のファン・サポーターの声援を味方に千葉と引き分け、決勝では序盤に京都の猛攻にあうものの、粘り強い守備でゴールを割らせず、逆に千代反田選手、津田選手がゴールを奪います。後半、京都の猛攻にさらされながらも、小林監督の的確な采配と全員の頑張りで、ついにJ1昇格という栄冠を手にしました。

2005年にJ2入りして9年目にして、ついにJ1昇格を掴んだ徳島。2006年からの3年連続最下位という厳しい時代や、あとわずかのところで昇格を逃した2011年など、様々な悔しい想いを乗り越えて、多くの人の思いを乗せてJ1という新たなるフィールドへ駆け出します。

また、盛り上げ上手なマスコットのヴォルタくん・ティスちゃんにも注目です。2013年マスコット大賞に輝いたヴォルタくんのブリッジ、バク宙、プロレス技といった体を張った様々なパフォーマンスにも一層注目が集まります。

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