本文へ移動

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第33節 仙台 vs 清水】手倉森誠監督(仙台)記者会見コメント(13.11.30)

●手倉森誠監督(仙台):

「まず『天皇杯で対戦して勝たせてもらった相手で、リーグでは勝てていないということに対して、リーグでの清水に対する(手倉森監督就任以来の)初勝利に対してチャレンジしていくんだ』と。『そのなかで、自分達の持っているアグレッシブさ、攻守の準備を早くして、プレーに決断力が出ればアグレッシブさが加速すると。そういったゲームをしよう』という話をしました。
ゲームの入り方、しかけ方、トータルで考えれば本当にアグレッシブに戦ってくれたと思いますけれども、前半のボールの動かし方で相手の一番好物なボールを引っかけてしまったと。それから喫した2点が最後まで響いたゲームになってしまいました。
ただし、それもまた、覆そうと。自チームの自分達の招いたミスを、みんなでまた覆そうとしたその必死さというところは、後半の45分にじゅうぶん伝わったゲームです。これを勝てなかったというところに対して、十分受け止めて、次の最終戦と、天皇杯で、ぜひまた、これが結果につながるようなことを目指してやっていきたいと思います。
選手も、最後のセレモニーにサポーターと用意していたTシャツのようなサプライズをしてくれました。そのサプライズより今日の試合で勝ってほしかったですが(笑)、逆にそういったお別れムードも出たなかで、有終の美とはいかなかったのですが、違う方向に結果が動いてしまったことは残念ですけれど、選手も含めサポーターの、その気持ちに感謝したいと思います」

Q:ひさびさに先発した両サイドバックが非常に良い動きでしたが、その評価は?また、一発勝負の天皇杯があるのでせめて0-1で折り返したかったと思うのですが、そのゲームプランや今日の試合の教訓になったことは?

「まずは、今日の両サイドバックはアグレッシブに、前へ前へとプレーしてくれました。まずはやはり、守備意識が高まって守備から入っていれば、両サイドバックがあれほど上がれなかったとも思いますけれど、まずはやはり攻めること、強気に入った姿勢というものを前面に押し出したプレーをふたりはやってくれました。
『0-1で折り返したかった』ということですが、自分は0-0で折り返したかった(笑)。トーナメントになればその先制点は非常に大きなウェートになるので、ゲームプランとしてはもちろんアグレッシブに、判断も早く、攻撃でどんどんボールを動かしたなかで、それでも決定打が出なかったという状況を見た時に、ペース配分というものを考えたゲーム運びが必要になると思いました。
逆にやはり、押しこんで戻されたボールをまたつける場所というものに対して、やはり取ってカウンターというものは、トーナメントになればそれを狙ってくるチーム、逆に言えば我々もそれを狙いたいシチュエーションだし、そういった部分で相手の心理をうまく突いてそれをかわすことが、トーナメントメンタルでは必要になってくると思います。
選手たちにも、『勝つための負けにしなければいけない』という話をしたので、ぜひこれを天皇杯につなげていきたいと思います」

Q:今日もかなり攻めながらも点を取れなかった。今年は非常にポゼッションが高まったけれども点が取れず負けてしまった試合も何度もあったかと思いますが、今度の天皇杯だけではなくて来年以降に点を取りきれるチームになるためにはどういった努力をベガルタ仙台はしていかなければいけませんか?
「まずは、もちろんチーム戦術であればコンビネーション、グループでの崩しが必要ですが、それに持ちこむためにはひとりひとりが今年味わったもの、自分がこうしていれば良かったと感じたものがたくさんあると思います。それはひとつひとつの、プレーのクォリティ、ディテールの部分にこだわってトレーニングを積む必要があると思うし、ビハインドをふたつ負ってしまっては、今度はボールを握った時の精度を欠いてしまうということを今日は味わったと思うので、そういったゲーム運びといったところをうまくコントロールできれば、後半に1-1ならば決勝点は我々に来たのではないかと思います。やはり1点差に詰め寄っただけでは、より相手の守備意識が高まるというシチュエーションにもなりますから。
ただし、サイドのところで櫛引選手をはじめ、天皇杯で負けた悔しさからボックス内で体を張られたかなと思います」

Q:(負傷で)主力が欠けてしまったことでできなかったことや逆に良かった点はありますか? また、今季の成績が残念だったことの要因は?

「今日のゲームのシチュエーションが、今シーズンを本当に象徴するかのようなものだったな、と。けが人が相次いで進んできた今季のJ1の中で、それでもいろいろな工夫をしながら、勝ちきれないなかでも選手たちはまた自分達でいいものを探しながら進んできたなかで、今日のゲームでもまたけが人が前節から多く出たなかでも挑まなければいけませんでした。
ただし、今シーズン、成績は本当に振るいませんでしたが、そういった意味で多くの選手が場数を踏めたということに対して、本当に来年につながることになるのではないかと。今日のゲームでもまた入れ替わった多くの選手がやれるという手ごたえを示してくれたことで、これから対戦するF東京に、2戦ありますけれど、また代えながら、いろいろな駆け引きを持ってこの2試合に挑んでいけると確認できたので、もう駆け引きは始まっています。
うまくF東京に対して、まずリーグ戦で手強さを示して、アウェイ&ホームというかたちになりますが、来年につながるゲームをぜひして、タイトルにつながるゲームをぜひして、できればこのチームを来季もまたACLで戦わせたいと思います。遅くまでありがとうございました」

以上
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

J.LEAGUE TITLE PARTNER

J.LEAGUE OFFICIAL BROADCASTING PARTNER

J.LEAGUE TOP PARTNERS

J.LEAGUE SUPPORTING COMPANIES

TOP