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【J1:第32節 名古屋 vs 柏】試合終了後の各選手コメント(13.11.23)

●田中隼磨選手(名古屋):
Q:脚の状態は大丈夫ですか?
「いや、今ロッカーで10針縫ってきました。これは新聞の1面かな(苦笑)。スライディングしてゴールポストに当たって切れたんですけど。ぱっくりと。試合中はテープでぐるぐる巻きにして、ハーフタイムに縫おうと思ったんですけど、時間がなくてそのままやりました」

Q:それはあまり大丈夫では…。
「大丈夫なわけないでしょう。でもやるしかないですよ、僕がグランパスのユニフォームを着られるのはあと2試合しかないんですから。もう気持ちで何とかしました。痛いけど、痛くて泣きそうだったけど、自分からユニフォーム脱ぐわけにはいかないし、自分から交代したくなかったから」

Q:それはまた壮絶な話ですが…。
「でもあそこでスライディングしてよかったですよ。しなくて失点してたら後悔する。体を張れたのはよかったです」

Q:その状態で86分までプレーできたのは、何が田中選手を突き動かしていたのですか?
「サポーターの力と、僕がこの試合を合わせて3試合しかできないと思っていたから、自分からこのユニフォームを脱ぐわけにはいかないと思っていたから。その気持ちだけですよ」

Q:最後は一人でピッチを1周しました。
「気づいたら行ってたんですよね。感謝してもしきれないからね、サポーターには」

Q:来週の試合は?
「でもあと2試合だけだから。監督が使ってくれるんだったら出たいです。やるしかないですよ。あと1試合はホームでできるし、悲しくて切ないけど、頑張りたいです」

Q:交代してもユニフォームはずっと着てた?
「着てた。だって脱げないよ、あとちょっとしか着れないんだもん」

Q:サポーターの方の中には涙を流されている方もいました。
「うん、そういうのを見て、試合前から泣きそうになってましたよ。本当に。アップの時から。目に焼き付けてほしいな、僕のプレーを」

Q:試合後には涙も見えましたが?
「本当ですか?それはケガの痛みです(笑)。本当だって、骨だって見えてたんだから!(笑)」

Q:次も試合に出てほしいです。
「僕も期待しています。あと最大で180分しか蹴れないからね」

Q:こういう試合で勝ったのも大きいです。
「そうですね。勝点3が獲れたのが大きいです。しかもダニエルとか僕とか阿部ちゃん、他にもいるかもしれないけど、こういう選手たちのこういう姿は若手も見てほしいし、サポーターにも見てほしいです。気を抜かずに、ここまでやっているということを。感じ取ってほしいですね、ミスしてもチームのために戦う。10針縫ってもね(笑)。自己中心的なプレーをせずに、チームのために戦えば、こうして勝点3が最後についてくる。それはみんなの頑張りが報われたことだと思う。サポーターもこんな状況でいつもよりたくさん入ってくれた。嬉しいですよ」

Q:やっぱり気持ちが入っていたんですね。
「気持ちはいつも入っているよ!(笑)。僕は。みんなも気持ち入っていたよね」

Q:まずは安静に、ですね(笑)。
「安静にしますよ、本当に(笑)」

●ダニエル選手(名古屋)
Q:今日の試合を振り返って下さい。
「いつも全力で戦っていますが、今日は神様のおかげで最後に勝つことができ、本当に嬉しく思っています」

Q:名古屋へ移籍後初ゴールが、貴重な決勝ゴールとなりましたが?
「本当に貴重なゴールになりました。チームを救うゴールを決め、嬉しく思います」

Q:このメンバーで戦える試合も残り2試合となりましたが、今の気持ちをお聞かせください。
「残り2試合、前を向いて戦います。自分だけではなくチームメイト全員が、残り試合全て勝つという目標を持っています。グランパスというチームはビッグクラブですし、その事を自分たち自身もリスペクトし戦います。そして残り試合を全て勝ち、1つでも上の順位、グランパスが本来いるべき順位を目指してシーズンを終えたいと思います」

●小川佳純選手(名古屋):
Q:今日の試合を振り返って下さい。
「2度追いつかれましたが最後になんとか勝てて良かったです」

Q:引き分けでは満足できない強い気持ちがチームから感じられましたが?
「優勝争いも残留争いもない状況ですが、それでも最後のゴールを全員で喜べられる、本当に良いチームだなとプレーして感じていました」

Q:今日は2得点でしたが、まず最初のゴールを振り返って下さい。
「(藤本)淳吾さんから非常に良いボールが来ましたし、落ち着いて相手を交わし流し込むことができました。そのゴール以前にも何度かチャンスがあり、決められなかったのですが、今日はチャンスが来るぞという雰囲気を感じていました。その中でしっかりゴールという結果でチームに貢献する事ができました」

Q:2点目は密集をこじ開けてのゴールでしたが?
「永井が後は決めるだけのボールをくれました。普段から一緒に練習していますし、永井からあのようなボールが来ると予測してプレーしていました。チームメイトのおかげのゴールだったと思います」

Q:残り2試合に向けての気持ちをお聞かせください。
「シーズン終了前に今シーズンでチームを去る選手、スタッフが発表されています。モチベーションを保つのは難しい状況なのですが、今日みたいに最後に勝って全員で喜ぶ、本当に良いチームです。残り2試合ですが、グランパスらしい良いサッカーで勝利し終わるため頑張ります」

●阿部翔平選手(名古屋):
Q:今日の試合を振り返って下さい。
「ひたむきに気持ちを出し続けた結果、勝利を引き寄せられた試合だったと思います」

Q:阿部選手自身もゴールを意識したのか中央からドリブルで仕掛けるシーンがありましたが?
「本当はまわりの選手とワンツーで繋いでもっと持ち込みたかったのですが、周りの選手と合いませんでした(笑)」

Q:契約満了が発表されて最初の試合、サポーターからの声援も大きかったようですが?
「終わりが近づいてるんだなという気持ちになりました。それでも来週の豊田スタジアムでの試合も含めまだ2試合ありますし、それが楽しみな部分もあります」

●楢崎正剛選手(名古屋):
Q:ダニエル選手のゴールを祝福に前線まで。マギヌン選手のラストゲーム以来ですね(笑)。
「ああ(笑)。そうそう。最後だったからね。勝利が決まったという意味で。まあダニエルだったからというのもありますけど」

Q:内容も良い試合でした。
「内容も良かったですけどね。まあ、ちょっと失点がアンラッキーな部分もあり。それでも無失点にという気持ちだったから、1点目の後の2点目は、ちょっと必要なかったかなと思える部分。まあ、いいんじゃないですか、勝ったので」

Q:これだけ決定機を外す展開は、守備陣としては嫌な展開だったと思います。
「嫌な展開になるなとは思うんですが、最近のことを考えるとチャンスを作れることの方がポジティブに捉えて戦えるという。チャンスがない中で時間が過ぎていく方が、『いつまで耐えられるか』となってくるので」

Q:その意味ではよくハードワークができた試合でしたね。
「そうですね、おかげさまで(笑)」

●藤本淳吾選手(名古屋):
Q:交代はしましたが、良い試合だったのでは?
「(後半途中で交代となったので)自分に納得はできないですけど、見ていて楽しい試合だったんじゃないかと思います」

Q:全体として意志を統一したプレーができたのでは。
「そうですね。もっと間でボールを受けられたらなという感じは前半特にありましたけどね。そこで前を向ければという。そうすればチャンスになるので、パスが出てきてほしかったことはあります。でも、自分は永井が1対1になって外れたやつを決めないと。頑張ってトラップしようと思ったんですけど、ものすごく回転がかかっていたので…(笑)」

●田中マルクス闘莉王選手(名古屋):
Q:勝ったこともそうですが、内容としても良い試合でした。
「チャンスがたくさんあったからね。決めるところを決めておけば、2点差をつけられれば、計算できる試合だったけど。お互い失うものがないような状況で、非常にオープンな試合展開だったので、見ているお客さんは喜んでくれたのではないかと思います」

Q:気持ちの入った試合でした。
「それはプロとして、やらなければいけないことをきちんとやるということ。良い出だしだったし、その後には決定的なチャンスも2、3回あったし。そのあたりまだまだ課題です。まあ、さりげなく点を取られるあたりは今年の印象だと思いますけど(笑)。えー!?という失点ばかりだし、いろんなミスと偶然が重なって、失点は喰らっている感じです。ただ神様はいるんだなって。ダニエルがどれだけ長い間、ベンチスタートでも出てくる時はプロ意識を持って出てきた。ベストを尽くして名古屋のために働いている。今日も出てきてベストを尽くした。そういう思いが、あのゴールにつながったんじゃないかと思います。みんな喜んでたよ!こんなシナリオが一番だね。良かった」

Q:あんな雰囲気は闘莉王選手が名古屋に来てから、初めてですか?
「いやあ、みんな笑っている、こんな試合はなかなかないですよ。ベストな人が決めてくれた。ダニエルが入ってきてからミスもあったけど、慣れないポジションだったかもしれないけど、それでもベストを尽くして最後までやってくれた。良かったですよ」




●栗澤僚一選手(柏):
Q:内容は悪くない試合でしたが。
「そうですね。ただ3バックにしてから、どうしても4バックの相手に対して行ったり来たりの展開になってしまうというか。攻めと守備の間が開いてしまうので。まずはそこに修正が必要だと思うんですけど、もっとバランスよくというか。もっとボールを入れるだけでなく、取られないボール回しであるとか、ですけどね。チャンスは作れていても失点もしてしまう。そういう部分で失点をゼロにするところから始めないと、いくら点が取れてもね。まずは守備を修正したいですね。」

Q:相手が4バックだと、という部分をもう少し具体的に説明してもらえますか?
「ビルドアップのところで、ウチの攻めで相手のサイドのところに行けないし、相手が攻めている時もウチが相手のサイドバックに誰が行くのかとなります。今日の前半でいえば(藤本)淳吾や小川(佳純)のところとか。その選手が中に入ってきた時に誰がいくのかということもありますし。名古屋は流動的にやってきたこともあって、守備であまりつかめなかったことが今日はありました。そこはもっとラインを下げてもいいのか、でもそれだとドリブルでマークがはがされるのか、ちょっとハッキリできなかった部分がありました」

Q:2−2で迎えた終盤、試合の終わらせ方は、チームとしてどのように考えていましたか?
「いやそれはもちろんお互いに勝ちたいし、最後の失点はワンツーのところではがされてしまったこともあります。そこは相手の攻撃も素晴らしかったけど、ウチの守備の問題でもあったので。それよりも試合全体を通して、攻撃はある程度崩せるというか、できるんですけど、守備がはまらない。今後またビデオを見ながら、どうすれば相手をつかみやすいのかということを見つけないといけないと思うんですよね」

●工藤壮人選手(柏):
Q:ゴールシーンを振り返ってください。
「えー、抜け出した形やシュートのコースには自分でも納得のいくゴールでしたし、そこでは仕事できたかとは思います。センターフォワードとして今日もスタートして、後半は右でしたけど、またセンターフォワードに戻った時には、自分なりにやりながら感覚を取り戻してましたし、天皇杯の時もそうでしたけど、感触的には悪くないです。常に主導権を握りながら起点を作って、前半からチャンスはあったので、僕も(田中)順也くんも(狩野)健太くんも、攻撃の精度やフィニッシュの場面について反省しなければいけません。そういうところを決めていれば、最終的には勝っていたのではという思いもありますから。ゲームのボリューム的にもお互いの良いところが出た試合でした。ただこういう残りが3試合という時期に、もう少し結果にこだわっていかないと、来年に対して危機感が必要です。この終わり方だとか、残り3試合の締め方はもっとこだわりたいです。今の順位はレイソルがいるべき順位ではありませんし、今年のジュビロがそうだったように、どこが落ちるかわからない。そういうところをもう少しチームで共有したい。新しいことを試している部分はありますけど、結果にこだわっていかないと。やっぱりサポーターも厳しい言葉をかけてくれますし、選手も気持ちを見せていかないといけません。チームとしてもまたひとつ成長して、上のランクに行くためにも、こういう試合を勝っていくような強さが必要だと思います」


●増嶋竜也選手(柏):
Q:内容は悪くなく、最後の失点だけが悔しい試合でしたが。
「そうですね。負けましたけど、ボールの回し方などやろうとしていることが、今までで一番スムーズに得点まで行っていたので。ただその取られ方が悪い時の戻り方だったりは、新たな課題が見えたのかなと思います。でも、やろうとしていることがピッチに出てきているので、負けましたけど、次につながる試合ではありましたね」

Q:今日はカウンターを受けることが多かったのですが、それには試合中に対処していった感じでしょうか。
「今まであまりそういうことがなかったので、今日は強い相手でそういった場面が出てきたので、対処の仕方は今後練習していくべきなのかなって思います」

Q:相手が決定機を多く外してくれたことで、自分たちにとってはいい流れと感じることもできたと思いますが?
「ああいうのが入ってしまうと、向こうに持っていかれてしまう部分も増えますし、今日はそこが入ってなかったので、ギリギリで抑えられていた部分もありました。これはいけるかな、と思っていたところもあっただけに、今日はもう1点取れそうだなって雰囲気もあっただけに、最後の失点はちょっと悔いが残るものでしたね」

Q:しかし目標設定がしにくいリーグ戦の状況の中で、こうして内容面に手応えが得られるのはいいことですね。
「正直、天皇杯も負けて難しいモチベーションの中でやっているわけで。ただ新たなフォーメーションを試している段階で、チームが成長しているなと感じるので、そういった点では少しでも意味のある試合だったのかなと思います」

※続きは後ほど掲載します。
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