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【J2日記】北九州:ここがゴールじゃない(13.11.15)

自身のメモリアルゲーム(第39節・群馬戦)で、チームを勝利に導くゴールをホーム本城で決めた北九州のエース池元友樹選手。今季はケガで出遅れたり、復帰後もゴールを奪えない苦しい時期を過ごした。それでも彼は走り続け、前だけを向いてプレーし続けた。まだまだ彼には、チームの先頭に立って走り続けてもらわないといけない。北九州の大きな未来を背負って。

Q:前々節でJリーグ通算、そして前節でJ2通算200試合出場を達成されましたが、初出場は覚えていますか?
「J1の試合で、柏に在籍していた時(2007年5月12日 J1第11節 vs大分 会場:日立台)ですね。途中出場、それもアディショナルタイムだったんです。ただ、次の試合の前にケガをしてしまって、J1ではその1試合だけでした」

Q:あまり思い出したくない思い出ですか?
「でも、その試合の前だったと思うんですが、ヤマザキナビスコカップ(2007年5月9日 ヤマザキナビスコカップ第5節 vs横浜FM 会場:三ツ沢)に20分くらい試合に出て。負けはしましたけど、すごく良いイメージで楽しくプレー出来ていた。自分としては、少し手応えを感じれた試合だったので、リーグ戦に出場出来るのをすごく楽しみにしていました。ベンチに入って、アップから気持ちも入っていて「早く出たい」という感じでした。アディショナルタイムに呼ばれた時は「やっと辿り着いた」場所だった。ここで結果を出したいと、強く思った初出場でした。だからケガをした時は、まだ若かった事もあったので「何でだ・・・」と思った。でも、そんな中でも支えてくれる人は居るので、そういう人たちの為にも頑張りたいと思えたし、自分自身が強くなる為にも必要な事だと考えられる事が出来ました」

Q:その後、横浜FCに移籍して初ゴールしましたね?
「あの時は、相手が福岡だったし(2008年5月18日 J2第15節 会場:三ツ沢)、1−1の状況で、本当にガムシャラにゴールに向かって、積極的に仕掛ける事が出来た。自分の思い切りの良さが出た素晴らしいゴールだった。そのゴールで勝てた事が、すごく嬉しかったのを今でも覚えています」

Q:2010年から地元の北九州でプレーし、今回200試合出場を達成しましたがいかがですか。
「正直、数字っていうのはあんまり意識していなくて、毎回1試合1試合、目の前の試合に向けての練習を大事にして、最高の状態でいつも挑める様に良い準備をしようと心掛けながらやって来た。絶対、自分1人じゃ達成出来なかった記録だと思うので、周りの家族だったり、ケガした時のトレーナー、チーム関係者にチームメイト。それに、応援してくれるサポーター。たくさんの人に自分は支えられているので、そういう人たちには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。それに、200試合出場を達成したからといって、何も得たとも思っていないし、ゴールだとも思っていない。もっともっと、自分は成長して行きたいと思っているので、しっかり1試合1試合を、大事にして行かないといけないです」

Q:長くプレーして行く上で、影響を受けた選手はいますか?
「北九州で一緒にプレーした桑原(裕義)さん(元北九州 11,12年に一緒にプレー)で、練習前後の取り組む姿勢だったりです。あの年齢までプレー出来るって事は、すごいなと思ったし、自分の体とサッカーに、しっかり向き合ってやっている姿勢を見て、もっと自分も向き合わなきゃいけないと思った。それから練習後のランニングも意識しているし、試合に向けての1週間の準備は、ここ北九州に来て考える様になりました。ケガをする時もありますが、体が強くなっている、自分が強くなっていると感じている。大事な事だと思っているので、これからも続けて行きたいです」

Q:目標は立てないと仰いましたが、新スタジアムのピッチには立ちたいですよね?
「2017年には自分も32歳になっていますが、もちろんです(笑)。でもその前に、満員になった本城の雰囲気を感じたい。今まで、7,000とか8,000人は入ったけど、もっと入ると思っている。そうなる為には、来てもらえる様なサッカーを、自分たちはもっとしないといけない。やっぱり、それなりの結果を残したり、サッカーをしていかないと、新しいスタジアムが出来ても、お客さんは来てくれないと思う。立派なスタジアムが建つんだから、それなりの事は僕たちはしないといけない。まずは本城で、そういう雰囲気を作って行ける様に、これからもプレーを続けて行きたいと思います」

以上

2013.11.15 Reported by 坂本真

J通算200試合出場を達成した第39節・群馬戦でゴールを決めた池元友樹選手。

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