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【J1:第29節 柏 vs 甲府】試合終了後の各選手コメント(13.10.19)

●渡部博文選手(柏)
「セットプレーはいつも狙っているんですけど、あの時間帯で決めれば守備陣も攻撃陣も楽な1点になると思っていました。そこで絶対に決めてやるという気持ちが、ああいったところにボールが来たんだと思います。それよりも無失点で2試合できたのは、チームの自信にもなると思います」

Q:パトリック選手と競り合う間合いがつかみづらいようにも見えました。
「パトリック選手は空中戦が結構強いということが途中に分かったので、セカンドボールを周りが早く反応しようということで、後半の入りからボランチと後ろで話し合って、セカンドボールを拾えたことが守備の安定につながったと思います」

Q:今まで失点が多かったので、ここに来て公式戦2試合連続完封。何が良くなっているのですか。
「一番は連携です。連携の取り方も今は3枚なので、後ろ3枚が近い選手になるべく声を掛けたり、横3枚がコーチングし合うとか、こまめに試合の中でやっています。守備面がうまくいってない時にも試合の中で修正ができています。それはここ2試合で、3枚にしてから感じていますし、これからも続けていきたいと思います」

Q:試合の中で、パトリック選手を挟み込むことを大谷選手と話し合っていたんですか。
「話し合っていました。前を向かせるとドリブルが速い選手なので、なるべく余裕を持たせないように挟み込もうという話をしていました」

●大谷秀和選手(柏)
「イメージとしては(天皇杯の岡山と)同じでした。ただ、前線の選手個々の能力は高いですし、リスク管理を含めてチームがやろうとしていることは、このシステムにおいては出せたと思いますけど、守備を固めているので、どうしてもブロックの外で回すような場面がありました。そこはもう少し縦パスを増やしたりしながらやっていければいいのかなと思います。縦パスを通させないように甲府の選手たちがケアをしてきましたし、ヤマ(山中)も立ち上がりから良い入りをして、ああいうところをしっかり生かせるようにしたいです」

Q:岡山戦のこじ開けられなかったことを受けて、今日はどのような点に気を付けていましたか。
「まずはクロスの質と、そこに入る選手というのはミーティングで監督にも言われていましたし、意識していました。相手がいることなので、良いボールが入ってもゴールに結び付かないのは起こり得ることですけど、クロスにしてもシュートにしても可能性を残すというところで、その場面を増やしていければ、相手が嫌がるプレーは岡山戦よりは多少増えたんじゃないかなと思います」

Q:前線は2トップでしたが、その狙いは。
「岡山戦の流れで、相手のボランチが1人浮いてしまうというのがありました。今日で言えばジウシーニョと(水野)晃樹が降りた時に、僕とクリさん(栗澤)のどちらかが見ると相手のダブルボランチにプレスを掛けづらくなります。そういう時に岡山戦もボランチが浮く時があったので、(田中)順也を1つ落としてボランチを見させて、3バックは2トップに追ってもらって、その方が中盤で余りますし、落ちてきたシャドーの選手をつかめたりするので、守りを考えたらそっちの方がいいのかなと思います。そんなに多く相手にボールを持たれた場面はなかったですけど、1人1人がもっと圧力を掛けて奪い切るということをゲームの中でやっていかないと変わっていかない部分だと思うので、自分のところでボールを奪えるように、1人1人が人任せじゃなく、球際はみんなファイトしていた部分もあるので、それプラスもう少し圧力を掛けて1人1人が奪えるように頑張りが出せればと思います」

Q:セットプレーで点を取れたのは大きかったですね。
「1点取れば相手も奪いに来なければいけないので、スペースはできますし、実際にそういうふうにできていたと思います。セットプレーは良いキッカーがチームに揃っていますし、高さのある選手も多いので、そういうのはしっかり生かしながら自分たちの武器としてチャンスを作っていきたいと思います。相手が出てきた後は後ろの選手も耐えていましたし、相手のミスからクレオのゴールでしたけど、あれが100%決まるかと言ったら、GKも対応していたので、あれをクレオが決めてくれたのはチームにとってもよかったと思います。ただ、後ろは0で抑えて、今年はどうしても失点が多かったので、そういうところでこういうゲームでも0を続けることで、ディフェンスのところでも自信を持って次のゲームに臨めるように続けていきたいと思います」

●工藤壮人選手(柏)
「岡山戦を踏まえて、前線で3枚、出入りを含めて、まだ課題はあります。崩すというところでスペースがなくて、相手は両ワイドの選手も引いて、初めは何本かヤマ(山中)が仕掛けてというのがありましたけど、先制点はセットプレーだし、もう少し崩せる形があるかなと思います。岡山戦よりはしっかりリスクマネジメントしながらも、より攻撃の質、(田中)順也君とクレオと僕の3枚で出入りだったり、起点となる動きだったり、少しずつですけど良くなってきていると思います。それは結果も付いてきて、どんな形であれ、勝ちながらいろんな課題を修正していくというところはよかったですし、また試合の映像を見て、より自分がどう動いた時に他の選手がどのような動きをしていたとかを突き詰めていきたいと思います」

Q:岡山戦には少なかったサイドからのクロスにFWが合わせるシーンもありました。
「サイドの選手が上げるタイミングでどこにスペースがあるか、FWはどこにポジショニングを取っているか、主に3人の距離感だったり、そこは3人で話し合いながら詰めていきたいと思います」

●栗澤僚一選手(柏)
「(天皇杯の)岡山戦と似ていて、比較的ボールを持って主導権は握れていました。ハーフタイムでも我慢強くやろうとみんなが言っていたので、後ろは0でしたし、こういう戦い方をすれば1点は入るのかなという気持ちでやっていました」

Q:甲府の前線の3人は迫力があったと思いますが。
「パトリックは個人で打開できる力を持っていますし、そこを注意しようとリスク管理はできていたと思います。後ろの選手が1人余らせてケアしていました」

Q:攻撃の仕方については。
「タニ(大谷)を左サイドバックのような位置に置いて、そこからボールを引き出してという形が多かったと思います。比較的ヤマ(山中)の左サイドの方を崩していたので、できるだけそっちから崩したいという気持ちがありました。立ち上がりから左サイドのスペースは突けていたと思うので、あとはセンタリングの精度、中に入る選手の質の部分を上げていきたいと思います」

Q:岡山戦でこじ開けられなかった反省を受けて、今日はどのようなことを意識しましたか。
「ヤマがやったように、相手の奥深くに入り込むことによって相手もセンタリングの対応が難しくなると思います。岡山戦ではアーリークロスが多かったので、裏のスペースを使ってというイメージでした」

Q:前線は2トップでしたが、その狙いは。
「相手はボランチが下がって4バックのようにならず、3バックで回してくるというのがありました。ただ、ジウシーニョが中に入ってくるので、中盤のところで同数にしたいという意図がありました。そこを(田中)順也に付かせて、誰か1人がボランチを見て、相手のシャドーの1人をボランチの1人が見るというケアをしました」

●水野晃樹選手(甲府)
「シュートが1本だけだったのでね…。もうちょっと何かやりたかったです。タニ君(大谷)がマンツーマンで付いていたので、自由な時間がなかったです。チームとしてもあまりうまくいかなかったし。スタートの位置は守備から入るから低いけど、攻撃に入ったらもう少しポゼッションできたんじゃないかなと思うし、いつもより位置が低めで前にかける人数も少なかったから、あまりうまく回りませんでした。最低勝点1は取れた試合だったと思います」

●青山直晃選手(甲府)
「今までやった相手とは違って、広げられたというか、守っていて、いつも枚数がいるから相手が来ても大丈夫だと余裕がある感じだったんですけど、それ以上にサイドだったり、僕らの前だったり、ほんのちょっとの隙間にボールを入れてきて、スペースがないと思っていたはずのスペースをうまく使われたというか、一番嫌なところを使われて、そこをうまく対応できなかったので後手に回ってしまいました。良い形で奪って、そこからの攻撃ができなかったです。クリアで一杯一杯だったので、あれだけ後ろに人数を掛けていて守備で取れないというのは、相手が僕らの一番嫌がることをやってきたというのがあります。相手のボランチがサイドに流れて、その時にサイドが3対3になって、僕も付いていけばよかったんですけど、付いていくと裏のスペースが空くし、付かなければ自由にやらせてしまう。前半はなんとかしのいだんですが、守備に追われてしまいました」

以上
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