10月14日、千葉の練習場のユナイテッドパークで、毎年恒例となった『ユナパまつり2013』が開催された。ユナイテッドパークは2009年10月4日に竣工し、毎年、竣工日近くの週末もしくは祝日に千葉のファンやサポーター、そして近隣地域の住民の皆さんへの感謝の思いを楽しいイベントという形で表現しているものだ。
今年はオープニングセレモニーが10時10分だったが、前日の天皇杯3回戦にスタメン出場した選手たちは10時から軽めのトレーニングを行ない、それ以外の選手は11時からの明治大学とのトレーニングマッチに出場。そのため、『ユナパまつり2013』のイベントに参加した選手は少なかったが、約650名の来場者が各イベントを楽しんだ。
昨年までは開放されていなかった駐車場のユニティBには、フードコートやtotoブース、ジェフ☆アトラクションパークが登場。フードコートにはフクアリグルメとして有名な『テキサス』『喜作』『サマナラ』、近くの商業施設にも店舗がある『二木の菓子』が出店し、千葉のチームカラーの赤・緑・黄の3色の綿菓子を無料で作って楽しめるコーナーもあった。今回、初登場のtotoブースでは、ゾロ目で賞品がゲットできる握力測定、大きいストップウォッチで10秒ストップにチャレンジするゲームが行なわれた。ジェフ☆アトラクションパークでは、千葉のホームゲームでもお馴染みのキックターゲットに加え、シュートの速度が12の倍数ならば成功という12倍数スピードガン、そして千葉県初のプロバスケットボールチームの千葉ジェッツの協力によるフリースローインといったゲームが登場。それぞれ成功するとオリジナルグッズなどの賞品がプレゼントされていた。
また、クラブハウスの1Fの会議室では名作写真コンテストを実施。今季のJ2リーグ戦の写真6点(第27節の谷澤達也選手/第33節の町田也真人選手/第23節の山口智選手/第31節の岡本昌弘選手/第31節の森本貴幸選手/第23節の米倉恒貴選手)がサイン入りで展示された。最高得票は米倉選手の写真で、写真6点はそれぞれ投票した人の中から抽選でプレゼントされた。
東日本大震災チャリティサイン会はオープニングセレモニー終了後からスタートし、ジェフィ&ユニティ、みなちゃんに続いてトレーニング終了後の選手が次々と登場。櫛野亮選手、米倉選手、田中佑昌選手、佐藤健太郎選手、キム・ヒョヌン選手、兵働昭弘選手、岡本昌弘選手がサイン会のブースに現われると多くの人が行列を作り、当日の募金総額は11,972円となったそうだ。
この日は、チバテレビの応援番組の『WIN BY ALL!!』の公開収録も行なわれた。ゲストの山口智選手と竹内彬選手は『ユナパまつり2013』にちなんで子ども時代の祭りの思い出やお互いについての話を笑い話なども交えながら語り、残り試合が少なくなったJ2リーグ戦への熱い思いを引き締まった表情で話した。そして、トーク終了後には選手とのじゃんけん大会で勝った2名の観客に山口智選手と竹内選手からサイン入りのポロシャツがプレゼントされた。
『ユナパまつり2013』の締めくくりは来場者が集合しての記念撮影、そして名作写真、選手サイン入りの公式試合球やレプリカユニフォーム、フェアプレーフラッグ、選手用のトレーニングウェアが当たる大抽選会。終始、和やかな雰囲気のお祭りだった。
1周年の時の『ユナパまつり』に比べると、千葉がJ1に復帰できていない状況やリーグ戦が佳境という時期のチームスケジュールの問題などからか、選手が参加するイベントはかなり少なくなった。開幕前には全選手が参加する『サポーターズフェスタ』も開催されているが、『ユナパまつり』はまだ寒さが残る時期の『サポーターズフェスタ』よりも気候的に来場しやすく、普段はそこまで千葉を応援していない地域の住民の方々がこのようなイベントで選手を身近に感じることで新たな千葉のファンになることもあるだろう。5周年となる来年こそはJ1の千葉となっていて、多くの選手とファン&サポーターの笑顔が見られる『ユナパまつり』になることを願っている。
※実は大抽選会終了後、当日に千葉のホームスタジアムのフクダ電子アリーナで結婚式を挙げられた千葉サポーターの新郎・新婦もユナパに登場した。その時の様子やフクアリ・ウェディングのお話は後日、改めてご紹介させていただきます。
以上
2013.10.18 Reported by 赤沼圭子
J’s GOALニュース
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10月14日にユナイテッドパークで開催された『ユナパまつり2013』は、秋晴れで過ごしやすい気候もあって多くの家族連れも来場。選手が不在の記念撮影にも多くの千葉ファン&サポーターが参加した。
ジェフ☆アトラクションパークのキックターゲットにはサッカーの経験者はもちろん未経験者も楽しく参加。サッカー好きの少年は鋭いキックを見せていた。
千葉ジェッツのスタッフ(変装した赤いTシャツ姿の男性)が協力して行われたジェフ☆アトラクションパークのフリースローイン。スタッフは「ジェフ(千葉)もいいけど、千葉ジェッツもよろしくね!」と参加者にアピールしていた。
今季のJ2リーグ戦の試合写真から選ばれた写真6点による名作写真コンテスト。千葉の少年サポーターが一生懸命投票用紙に必要事項を書き込んでいた。
名作写真コンテストの写真6点のうちの1点は、最近の活躍が目覚ましい町田也真人選手の写真。もちろん町田選手のサイン入り。
東日本大震災チャリティサイン会に登場した米倉恒貴選手は、爽やかな笑顔を見せながらサインを書いていた。
東日本大震災チャリティサイン会に登場した田中佑昌選手(左)と佐藤健太郎選手。Tシャツにサインを求められると2人で同時に書いて、時間短縮に協力していた。
チバテレビの応援番組『WIN BY ALL!!』のゲストとして登場した山口智選手(左)と竹内彬選手。観客が周りを囲んでいるので、みんなにそれぞれの顔が必ず見えるようにトークの途中で席を移動していた。