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【J2:第35節 東京V vs 群馬】三浦泰年監督(東京V)記者会見コメント(13.09.29)

●三浦泰年監督(東京V):
「群馬が、自分たちが準備していたのとは違うシステムで入ってきたところで、少し様子をお互いにみる状況のなか、うまく先制点が取れた。その形を変えたものの、群馬はストロングを抑えてウィークをついてくるところで、4(バック)から3にして、以前やっていた3-4-3できたのではないかなと。その中で前半に点は取れたものの、やってはいけない、得点に浸るような部分、ようは、どこか攻撃、または集中力を切らせるようなことにつながってしまった。それを引き締めるためにハーフタイムである程度のことを言わなければいけない中で、意図して言ったことと、逆の後半立ち上がりになってしまった。それによって非常に難しい状況になったし、カードの切り方も考えなければいけない状況になったのかなと。
交代選手がしっかり仕事をしてくれた。それは非常に大きいもの。少し涼しくはなってきたものの、90分間戦う中では、フルにハイスプリントで通せる、メンタル的にもハイテンションで通せるわけではお互いない中で、こうしてうまく試合を運べたことは今後につながるのかなと思っています。交代選手3人、関もサイドで、森勇介と代えてとなると、メンタル的にも負荷はかかる非常に難しいなか、最高ではないが最低限の仕事はしてくれた。安田も西に代わって、この2人も数回ミスはあったものの、何をすべきか。試合をどう自分たちがモノにするかという展開、辛抱強さをもって(関と)2人はやってくれた。(中島)翔哉は20分間の中で、点が欲しいなか使ったという意味でも、彼はしっかり仕事をした。ただ、彼も最高のデキではなかっただろう。それでも、この聖地・国立で高原に代わって出ていって点をとるというのは、サッカー界の未来を少し明るくするような世代の選手のゴールだったのではないかと思います。我々は、残り7試合を考えると、いつまでもこの勝利に浸るわけにはいかない。もうすでに次の勝負は始まっていると思っています。しっかり集中してこれからのことも進めていかないといけないと思っています。以上です」

Q:全体的に見て、すごくいい試合だったと感じたのですが、監督から見て?
「1試合のなかでも良い時間帯と悪い時間帯、集中できている時間とできない時間が正直、今日の試合でもまだあった。結果だけをみて、今非常に良い状態だというのは軽率なのかもしれませんが、選手の自信もこの勝利によって付いてくることは確かですし、私に言えるのは、彼らがしっかりとした姿勢でトレーニングをして、しっかりした準備のなかでトレーニングをしている、そういうものがこういう結果につながっていくというのは、残り7試合を考えても良い流れになってきた。運とツキがサッカーの中では非常に大事だとしたら、そういうものを少しずつ自分たちの方についてきてくれれば、プラスアルファ、7試合を勇気を持って戦える材料になるんじゃないかな。その中で、高原と巻が前節から先発で出て、少し周りが良い意味で刺激されている部分はあるのではないか。33、34と、年齢的には周りと比べればベテランに差し掛かっている選手が、立ち上がりから相手にプレスバックをかけたりなどの献身的なプレーというのは周りに良い影響をあたえているのかなと。ただ、先発に関しては前節の駒沢での千葉戦、今日の試合を含め、寸前まで悩んだ中で2人をチョイスした。その中で巻が19分で点をとったというのは、起用としては、大事な試合で効いたなと。ただ、このあと7試合がすべて同じように進むとは思っていません。相手の特性、ウィークとストロングをしっかり把握した中でこのあとも選手起用をしていかなければいけないと思っています」

Q:今日の勝利で、6位との差は4。全体的にも、勝点6差の中に多くのチームがひしめいている状況をどうご覧になりますか?
「勝点は減らないから、積み重ねるだけ。周りの勝点を自分が細工することもできないので、関係ない。7試合でとれる勝点は21ポイント。それ以上にはならないわけだから、そこだけに集中していきたい。周りがどうであったかということも、自然に目に入るし耳にも入るけれども、今この時点では関心はない。自分のチームをしっかり見つめて、1ポイント1ポイント積み重ねていくことが大事だと思っています」

Q:今日、中島選手を起用しましたが、彼にかけた理由は?
「かけているわけではない。計算できる形であった。それを、相手がまだ元気なときに使うか、相手が少し対人対応力が弱まってきた時に使うか、それをどっちか自分は実際に悩んでいた。その中で、短すぎても彼もギアが彼のマックスにならないかもしれないと考えたので、長くて45分、短くても20分以上は使う中で、相手の弱いところから得点が生まれる可能性があると、分析していて思っていた。一番悩んだのは、一番頭から(巻か高原)どちらかと組ませて、頭から決めに行く。俊敏な選手に対して、コンビネーション能力の高い選手に対して、頭から攻めていくか、最後の決めに使うかは悩んでいました。彼は、トレーニングの中でもああいう一番遠いところを狙うところを持っていますし、逆に言えば、トレーニングではもっと相手を引き裂くスピードやキレがある。その中で、もっともっとメンタリティの部分を鍛えて、ああいうプレーを90分間出せる選手に育っていってほしい」

以上
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