23日、福岡のサポートファミリースポンサーである新天町商店街で、監督をはじめ、全スタッフ、全選手参加による恒例の「新天町商店街(福岡・天神)アビスパ福岡1日店員イベント」が行われた。試合場や練習場では見られない選手たちの姿に触れられるとあって、新天町には大勢のサポーターが駆け付けて大賑わい。その賑わいに誘われて、商店街を歩く買い物客も思わず足を止め、新天町商店街は、普段にも増して大盛況となった。
選手たちが店頭に立ったのは、新天町商店街のうち19のイベント協賛店舗。全スタッフ、全コーチが2〜3人ずつのグループに分かれ、それぞれ40分間ずつ接客を行った。両手いっぱいに新商品を抱えていたのは山口和樹。いつものように大きな声で商店街を歩く人たちに声をかける。浴衣姿で接客したのはオズマールと金森健志のコンビ。粋な姿での接客に、手拭タオルが次から次へと売れていく。木原正和、堤俊輔、中原秀人は、特設コーナーに立ってのワンコインCD発売。3人が特設コーナーの前に立つと、あっという間に人だかりが出来た。
から揚げと弁当販売を担当したのは、キム ミンジェ、パク ゴン、ジャン ジョンウォンの韓国トリオ。パク ゴン、ジャン ジョンウォンの「おなか、すいてないですか〜」という呼び込みに長い行列ができ、キム ミンジェがレジで品物を渡していく。そして、大健闘を見せたのは牛之濱拓。坂田大輔のプレッシャーを背中に受けながら、得意の(?)ギャグを交えて必死の接客。店頭に並んだ50個のシフォンケーキを完売した。
また、ひときわ注目を集めていたのは池田太ヘッドコーチ。次から次へとたたみかけるマシンガントークで乾燥材をアピール。その周りからは笑い声と人だかりが絶えなかった。そして、プシュニク監督は、ひとところに留まらずに新天町を歩き回って、至る所でファンサービスに務めた。
声をかけ、声をかけられ、サインや写真撮影に応えながらの接客活動は、あっという間に予定の2時間が経過。けれど、お互いに元気を交換し合ったイベントに、新天町商店街を訪れた全ての人たちが笑顔になれた。そして、岡田隆キャプテン、プシュニク監督の挨拶の後、いつものように「1、2、3、アビスパ!」の掛け声とともに締めくくられた。以下、岡田隆キャプテン、プシュニク監督のメッセージを紹介する。
【岡田隆選手】
「みなさん、こんにちは。僕たちはサッカーしかしてこなかったので、今日は、接客でご迷惑をおかけしたかも知れませんが、本当に楽しい時間を過ごせました。多くの方たちに声をかけていただいて、皆さんのおかげで僕たちがいるんだなということを非常に実感しました。次の長崎戦で前半戦が終了しますが、前半戦の反省を活かして、後半戦は、勝って、勝って、勝ちまくりたいと思います。そして、皆さんと一緒にJ1昇格を果たしたいと思います。ですから、是非、スタジアムに足を運んでいただいて、これからもアビスパ福岡の応援をよろしくお願いします。週末は、試合を見て、その足で新天町。試合を見て新天町。その流れでお願いしたいと思います。今日はありがとうございました」
【マリヤン・プシュニク監督】
「今日1日、多くの皆さんが楽しんでいただき、多くの買い物をしてくれただろうと思っています。選手たちのパフォーマンスは、昨日(第20節愛媛戦)の後半のパフォーマンスよりも良かったのではないかと思っています。さて、昨日の試合での、みなさんのサポートに感謝しています。おかげで、我々は勝点を取り切ることが出来ました。本当にありがとうございました。そして、今日もまた、このようにサポートしていただき、ありがとうございます。次に皆さんがスタジアムに来ていただいた時には、昨日の前半のようなパフォーマンスを、後半も表現できるように頑張っていきますので、引き続き、応援をよろしくお願いします。そしてこれからも、我々のスポンサーとなっている企業で、是非、買い物をして下さい。そうすることで、アビスパ福岡にも更なる支援を得ることができるものと思っています。いつも皆さんのサポートには感謝していますし、これから、もっと、もっと多くのサポーターに囲まれてプレーできたらと思っています。みなさん、これからもよろしくお願いします」
アビスパ福岡は福岡の町とともにある。それを強烈にアピールできたイベントになった。
以上
2013.06.24 Reported by 中倉一志
J’s GOALニュース
一覧へ【J2日記】福岡:笑顔を交換し合った1日〜新天町商店街アビスパ福岡1日店員イベント(13.06.24)
選手たちと間近に接することが出来るイベントとあって、会場の新天町商店街は大盛況。
両手一杯に抱えた商品をアピールする山口和樹。商店街には、いつものように大きな声が響き渡った。
粋な浴衣姿で接客したのはオズマール(左)と、金森健志(右)
クラッシックを中心にしたワンコインCD販売コーナーからは、人だかりが途切れなかった。
から揚げ屋の前でお客さんを呼び込むビビーズのSAORI、パク ゴン、ジャン ジョンウォン(左から)。
店頭で商品を渡すキム ミンジェ。その態度は手慣れたもの。
50個のシフォンケーキを売り切った牛之濱拓(左)と、プレッシャーをかけ続けた坂田大輔(右)。最後のひとつを買ってくれたサポーターと記念撮影。
池田太ヘッドコーチのマシンガントークが炸裂。この日、一番の迫力だった。
どこでも、誰にでも、アピールするのがプシュニク監督。町行く人たちに積極的に声をかけていた。