●森保一監督（広島）：
「試合は1-2で敗戦。でも、選手にも試合前から「今日は180分の試合の前半である」という話はしていました。追う展開になり、次も厳しい戦いにはなるが、アウェイで勝てるようにしっかりと準備したい。残念なのは、日曜のナイトゲームにもかかわらず、たくさんのサポーターがかけつけて応援してくれたのに、勝利を届けられなかったことです」

Ｑ：前半でパク ヒョンジン選手から清水航平選手への交代はどんな意図があったのですか？
「左サイドから、もっと仕掛けたかったので。（清水）航平のドリブルで仕掛けて崩せるのではと思った。実際、（高萩）洋次郎から航平という流れでいくつかのチャンスはできたと思うし、その形をより多く出せればもっとよかったんですけど。航平はケガから復帰して戻ってきたという状況で、できるプレーはやってくれたと思う。ただ、もっと状態はあがってくるだろうし、彼の持っている攻撃力はもっと発揮できると思います」

Ｑ：次節のアウェイでの戦いはどんなものになると予想しますか？
「２点差以上をつけるか、３点をとって勝つことが条件。点をとって勝ちにいかねばならない。ただ、アウェイで先制すれば、相手にはプレッシャーはかかると思います」

Ｑ：柏に前回よりもチャンスをつくられたが、広島がよくなかったのか、柏がよかったのか。
「柏の状態があがったと認識しています。前回の柏は連戦の最後だったし、疲労などを考えると、今日の柏の方がフレッシュ。守備から攻撃とつなげるカウンターの速さや球際の強さというところを考えても、前回よりも彼らはフィジカル的にフレッシュだった。広島が悪かったか柏がよかったか、ということですが、我々もやろうとしたことをやり抜いた。その中でカウンターを多く受けたが、その前のところで一つ相手を外せれば、我々の方がチャンスを多くつくって得点もできたのではないかと思います。そういうせめぎ合いはリスクを冒していくところ。相手の守備にひっかかったという点で言えば、攻撃のクオリティをもっとあげることが大切になると思います」

以上