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【J2:第18節 横浜FC vs 鳥取】山口素弘監督(横浜FC)記者会見コメント(13.06.08)

●山口素弘監督(横浜FC):

「こういうなかなか勝てないときにも関わらず、こういういい雰囲気を作ってくれたサポーターには感謝していますし、それに見合うプレーをしたいと思っていまして、それに見合ったプレーはできたかなと思っています。もちろん、ミスパスであるとか、そういったミスもありましたけれども、選手は非常に冷静にそして熱くファイトしてくれたと思っていますし、それは最後のゴールにつながったと思っています。
ゲーム展開からいうと、なかなか2点目が取れないところでああいう失点というのは特に応えると思うんですが、そうなっても選手は非常に前に前にと行う意識を強く持っていましたし、引き分けで終わらずに勝ちに行くんだというところも見せてくれたと思います」
Q:後半立ち上がりから積極的にいきましたが、前半は抑えていたということはないでしょうか?

「特に抑え気味だったわけではないですが、ポジショニングだったり、相手をどうはめるかというところをやっていて、それが逆に選手の心理の中で強く出過ぎて、ずるずる下がって、ボールホルダーにプレッシャーが掛けられない時間が前半の途中から見えて、押し込まれた時間帯もあったので、そこを強くボールホルダーに行こうということを伝えたので、後半の頭いいプレッシャーを掛けられたと思うし、流れを生んだと思います」

Q:少し重複しますが、(相手の)3バックの片方にサイドハーフが強くいけるようになったのは、ハーフタイムの指示だったのでしょうか。また、ホーム初勝利に関する率直な気持ちをお願いします。

「別に後半からではなく、行けるときにはサイドハーフが(相手の)3枚の1枚にプレッシャーを掛けようということは言っていたんですが、何本か長いボールを蹴られて押し込まれたところがあって徐々に下がったというのがあると思うんですが、そこは怖がらずにボールホルダーにプレッシャーを掛ければ、後ろが連動してできるから行こうと。多少なりとも風の影響もあったかもしれないですが。ただ、その時間帯に2点目を取れなかったのは苦しんだ要因ではあるので、そこはもっと修正、もしくは精度を高めていかないければいけないという、ありきたりの『精度を高める』というコメントですみません。
(ここまで勝てなかったのは)三ツ沢というこの場所に僕が嫌われているのか僕の力がないのか、どちらかで、まあ俺に力がないのかな。ただ、こういうのを越えていきたいと思っているし、僕自身だけの問題ではなくて、スタッフ、選手に力を借りながらやっていくと。まず自分が強い気持ちを持たないと選手には伝わらないと思うので、そういう気持ちをもって日々取り組んでいるつもりです。まあうれしいですね。やはり勝ちは。

Q:最後の交代の2人を代えたところは、どういう意図だったのでしょうか。

「残り時間も考えたし、当然勝点1で満足するつもりもなかったので一気に行きましたし、最後に入った2人はいい状態でしたのでね。ぶっちゃけて言うと、時間もないし、2人行っちゃえという感じです」

Q:今日ぐらい球際に強くいけていたのは、前節にあった「自分達は弱いチーム」というというところから始まったのでしょうか?

「そうだと思います。ただ、僕が客観的に見て、今日以上に球際に激しく行っていた試合もあるし、それが勝利に結びつかなかった試合もあったり、ちょっとしたところでやられたくない心理が出て、今日の前半の途中みたいにやられたくなくて下がるという風になることはあると思う。ただ、そこの球際の所のベースであるとか、そういうところをしっかりとやらないといけないのは、選手たちが僕が伝えたメッセージを受け止めてくれたのかもしれないです。僕自身も、選手だけが弱いと言ったのではなくて、チームの一番上は僕なので、僕がしっかり受け止めないといけないと言うところから始まったと思います」

Q:今日の三ツ沢は沢山の観客が入り、非常にいい雰囲気だったと思いますが、今日の雰囲気については?

「やはりいいですよ。もちろんいいですし、その中で、いつも言っていますけれども、(記者会見室に)虫も入ってくるぐらいで(笑)、スタンドとピッチも近いし一体となれる場所でもあるので、そういう空気は大事にしたいと思います」

Q:今日の試合、黒津選手が裏に抜ける場面が沢山ありましたが、それは狙い通りだったのでしょうか?

「まずは、黒津だけではなくて相手の背後を取ろうというのが一番の目的で、ああいう風に抜け出して決定的なチャンスを作り出せるし、定石ですがああいうことを繰り返せばクサビは入るし。ただ、シンプルに狙うところもそうだし、相手に食いつかせて背後というのも狙っている部分だし、そこは周りの選手も黒津のスピードの良さも生かそうとというところもあるし、大久保には高さがあるし足下でクサビを受けられるということで狙っていました。いい形で何本も抜けられたのは良かったし、最後の点も黒津ではないけれども、大久保が背後を取れたと。そこはチームとしての狙いはよかったし、狙い通りだった思います」

Q:FWが決定機を決めきれないシーンが沢山ありましたが、その点はどう考えますか?

「これは確かに決定機を逃すのにミスはあると思うが、そこばかりクローズアップするのは良くなくて、今日も伝えましたがミスというのはサッカーの一部で、こういうい状況だとミスがミスを呼んだり、それが技術的なミスではなくて心のミスが出てくると思う。心のミスというのは、弱気になったり、チャレンジしなくなると。シンプルにミスを無くそうとすれば、ミスしないプレー、横パスとか、バックパスをすればいいわけだし、ある意味1対1で勝負して相手に止められたら『あー』というため息がでるかもしれないが、湯浅さんは海外のサッカーもご存じかもしれないけど、今は『あー』と言っている時間もなく、その瞬間にプレーオンでプレーをしなければいけない状況なんで、それはずっと選手には伝えていて、ああいう状況でも黒津も何回でも背後を取っていたので、逆に俺はいい見方をして、あの動きが最後の大久保の動きを呼んだのかもしれないし。あれ(ミス)があったから黒津を代えたわけではなくて、戻ってきた時に一番悔しい顔をしたのはあいつだろうし、僕は今後も彼には期待したいと思います、まだまだ彼のポテンシャルも引き出してやりたいと思う。あのぐらいのミスは、今まで僕がプレーヤーをやっていた時も、名前を出しちゃ悪いですが、中山さんもよくあんなことをやっていたけど、彼はへこたれなかったと思うし、だから僕はあのくらいでは何とも思わないです」

以上
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