●松田浩監督（栃木）：
「１点が遠い試合だったなという気がします。０−０と１−０では大違いだし、０−１の可能性があったのかもしれないですけど。勝ちたかった試合でしたし、勝てる可能性があった試合で０−０ということで悔しい試合でした。ちょっと力が足りなかったのかなと思います」

Ｑ：ケガしたパウリーニョ選手の状態と、パウリーニョ選手を欠いた後半の評価をお願いします。
「パウリーニョの状態は病院に行かないとはっきりわからないですね。今日は続けられないほどのダメージがあったんだと思います。彼を欠いてからの戦い方に関しましては、チャンスも作って、よく戦ったんじゃないかなと。いなくても勝てる試合をやったという感覚はありますね」

Ｑ：後半の頭からサビア選手を入れて、クリスティアーノ選手をボランチに入れた意図は？
「チームのパワーを最大限に注ぎ込むという意図です。何回もクリスティアーノのボランチは試していますしね。彼が得点に絡むことがなくなるかもしれないですけど、攻守にわたってパワーを出してくれた。前線にはサビアもいるし、近藤祐介もいるし、近藤はクリスティアーノの所に入れば同じような仕事が出来る。その形が一番、ピッチ上にパワーがみなぎるなと。それに同じような形はこれまで何回もやっていたのでね。それで行こうと」

Ｑ：チャンスを作った中で勝利に届かなかった要因は？
「決定力だと思います。その言葉を使ってしまうと、どの地域でもそうなってしまうと思うんですけどね。こういうことは起こりうることで、入る日があれば入らない日があるのがサッカーだと思います。相手も大久保選手のヘディングが決まっていれば、うちが０−１で負けていた可能性もあったわけで。今日の試合でも負けることは、サッカーでも起こること。どう表現していいのかはわからないですけど、ただただ１点が遠い試合だったと。１対１を外した選手を責めても、彼等も一生懸命やっていたし、もしも手を抜いてミスをしたのだったら非常に憤りを感じますけど、精一杯やった結果ですから。よくああいうチャンスを皆で作ったなという感じがするし。こういう試合をやっても勝てないのがサッカーでもあるので、これを受け入れてやるしかないですね」

Ｑ：６月には強敵との対戦が続きますが、パウリーニョ選手のケガは悩ましいのでは？
「それはそうですね。いてくれるに越したことはないですけど、起こった事は仕方がないのでね。どれくらい離脱するのかはっきりわからないですけど、ここで我々のチームの真価が問われるのではないのかなと。ここでもう止めたと言うわけにはいかないし、過ぎたことをあれこれ考えていても仕方がない。今できることを皆で団結力を高めてやっていくだけですね」

以上