●山本真希選手（川崎Ｆ）
「最終ラインが低くなるとどうしても押し込まれてしまうので、できるだけ高くしたかった。後半は残り45分で中断期に入る、頑張ろうということで声が出ていました。同点にされても時間はありましたし、動揺はありませんでした。そういう自信はありました」

●レナト選手（川崎Ｆ）
「（アシストについて）ゴールかと思ったんですが、まだボールが入ってなくて、（大久保）嘉人が押し込んでくれたのはチームのために良かったと思います。自分はチームの勝利のためにプレーしているので、誰のゴールであっても勝利に繋がればいいと思います。また自分も次のチャンスがあれば決めたいですね。
まだまだ修正すべき点は多いですし、ケガから100％にまでは戻っていませんが、徐々にコンディションも上げて行きたいですね」

●中村憲剛選手（川崎Ｆ）
「今日は（大島）僚太がいなくて、4トップ気味というか前に4人いるような感じでいつもの作りではなかったですが、個人の能力がひとつでも勝てばグイグイ行ける布陣だった。いかに相手のボランチを突破していくのかというところが課題でした。（大久保）嘉人をトップの一角にして、色々とどう嘉人を活かすのかで考えているところはあったと思いますが、そこが（トップで入って）スッキリしてジェシがいて、オレがいて、真ん中のラインがしっかりした。あとは中堅、（田中）裕介、（小林）悠、ノボリ（登里享平）、リキ（杉山力裕）とかもそうですが、そういうところが連戦で頑張ってくれて、そういう働き盛りの選手がちゃんと働く。そこに若手が乗っかっていく。年齢のバランスがすごく良くなっていますね。だれかを抑えて勝てるチームではなくなっていますね。
ボランチはもともと向いているポジションですし、前に能力がある選手がこれだけいるのは、あとは自分が前を向いて出すか出さないかだけ。それまではトップ下でちょっと難しいところもありましたが、それはそれで悪くなかった。逆にオレのやることもスッキリした。周りも動き出してくれますし。そこでちょっとずつみんなが今のポジションで自信をつけてきてる。そういう循環がここまで来ててこうなっている。だからちょっとやそっとでは動じなくなっている。みんな自信を持ってきた。それぞれのポジションで。最初は失点したら下を向いていましたが、今日も追いつかれても行けるっしょという雰囲気でしたし、そういうタフさみたいなのが勝つことで養われていると思います。
5月負けなしで終われたが、それでも貯金は1つ。いかに最初がよくなかったか、3・4月でどれだけ借金してたのかということ。でもそういうシーズンもあるし、勝てるというゲームを出来るのはすごく大きい。中断期に入るのがもったいないが、ケガ人も出ているので休むのもいいかもですね。日本代表は明後日入ってから切り替えます。勝っていくのは久々ですからね。ファン感もあるし、代表もあるし、今日は絶対に負けられないということで、良かったです」

●大久保嘉人選手（川崎Ｆ）
「（等々力は）応援がスゴい。やってて行けるんじゃないという感じになる。どこもそういう雰囲気はありますが、フロンターレはまた違いますね。
（1点目は）オフサイドやったらほんとごめん、レナトごめん！という感じでした。そんなことを考えてたらラインを割るし、と思いながら蹴ってました。オフサイドじゃなくて良かったです（笑）。
（2点目は、中村）憲剛さんに入って、オレはディフェンスを振り切るだけでした。そしたらハイ決めてください、というところにボールが来ました。
（お父さんへの弔いの気持ちは）持ってましたが、試合になれば忘れます。ただ、喜んだ後に思い出しました。ホッとしました。早いうちに点が取れてよかったです」

●レオ・シルバ選手（新潟）
「うまくいったところと、いかなかったところとがありました。準備していたのとは少し違っていました。後半は立ち上がりから川崎Ｆがペースアップしていて、そこで我々は跳ね返せませんでした。それが終盤に向けて難しくなったところでした。もっとみんなが理解して戦わなければなりませんでした。いろんなことを少しずつ積み上げていかないと。今日は負けたくないという思いがありました。ぼくの一番大事な仕事は守備なので、あまり前には行きませんでした」
　
●田中達也選手（新潟）
「追いつけているのに勝てないのはもったいないですね。もう少しチャンスを作れればと思います。1−1にまではなっているので、点を取れるようにしたいですね」

●田中亜土夢選手（新潟）
「かみ合わないところもありました。落ち着くところは落ち着いてやれましたが、それをもう少し長く続けないとダメです。ポジションの入れ替わりは監督からの指示でした。中盤のところでプレスがかかっていれば、スルーパスも出されなかった。タイトなスケジュールでしたが、いい経験になりました」

●鈴木武蔵選手（新潟）
「（初ゴールは）たまたまボールが来たので、流し込むだけでした。途中から入ったので勝ちたかったです。去年はケガで3〜4カ月やっていなかったので、思ったよりもここまでは時間がかかりました。これからももっともっとチームに貢献したいです。背後に出たりして、相手を後ろ向きにしようと思っていました。FWからの守備をいつもどおりにやっていました」

以上