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【ヤマザキナビスコカップ 湘南 vs 川崎F】曹貴裁監督(湘南)記者会見コメント(13.05.22)

●曹貴裁監督(湘南):

「お疲れさまでした。
今日どのような結果になっても決勝トーナメントに進出できないということは試合の前から分かっていたが、それでもミッドウィークのこういう忙しい時間帯にたくさんのサポーターに来ていただき、そういう意味では本当に、今日の試合の内容云々を別にして、まずひとりの人間として感謝の気持ちをここで述べたいと思います。
この前のヤマザキナビスコカップの清水戦同様、今日も少しメンバーを前節から変えてやったが、前半から――いろいろ言い出すとキリがないが――我々らしい戦いができたかなと思っています。我々らしい戦いができたときは、指示することは本当にひとつかふたつで、選手が自発的に、どういう相手の攻撃になろうと大事なポイントを押さえて、逆にうちのチームの良さを出そうとする姿勢に、今日はハーフタイムで『驚いた』という言葉を使ったが、戦術の理解度も含めて非常に全体が上がってきていると思います。そこに満足してはいけないが、今日もあと0.0何パーセント足りないところで最後やられてしまいましたが、チームとしてこれから広島戦に向かって2点目、3点目を取りにいけるチームにならないと、やはり1点ではなかなか逃げ切れないなという現実を僕自身も感じていますので、そこは選手たちと協力してやっていかなければいけないと思います。
今日、平塚のピッチに初めて先発で出た選手たち、それまで出られなかったときに悔しい思いをしていたと思うが、非常にファイティングス ピリットを見せてやってくれたと思います。とくにこの場で名前を挙げるのはあまりよくないが、今年18歳で、先週清水との試合に先発して90分出た、今日も90分やってくれた中川寛斗に関しては、Jリーグで一番背が小さい選手にもかかわらず、何度もミスはしましたが、切れずにチームのために走ろうと、やろうとした姿勢については、僕の18歳の時よりもとても素敵だなと思いました」

Q:ハーフタイムに「驚いた」という言葉を使った理由は?

「そういう言い方が正しいか分からないが、このメンバーで公式戦をやったことのないコンビネーションの部分で、もちろんちぐはぐなところがもっと出るかなと思ったが、普段のミーティングや練習に取り組む姿勢が前向きだったことが、ひとつのミスをミスとさせない全体のハードワークとして前半から出ていた。いろいろなトライをしたがそれについても選手たちがきっちりやってくれたことは僕の想像以上だったし、裏を返せばそんなことができるんだと思えなかった自分の指導不足かなと思うぐらい、前後半ともいいかたちでやってくれたと思います。勝点3を取れれば一番よかったが、フロンターレさんも決勝トーナメント進出が決まったみたいで、それに関してはおめでとうございますという気持ちです」

Q:試合直前の武富選手と、試合中の島村選手の故障について今後の見通しは?
「まだドクターと話していないので分からないが、そんなに酷い怪我ではないと思う。ただドクターとトレーナーの判断でできないということであればやらせるわけにいかないので。去年はなかったが、長いシーズンそういうこともあると思うので、元気な選手でやっていきたいと思います」

Q:川崎Fとの前回の対戦も1−1だったが、あの時と比べてどうか。
「この前は雨が降って後半水たまりになっていて、1−0から1−1に追いつかれた。今日も同じようなかたちだが、ただ勇気を持ってボールを動かして行こうとか相手のブロックに入って行こうとか飛び出して行こうという場面は前回よりも多かったんじゃないかと思います。後半、大久保選手と中村選手が入ったなかで危ない場面はたくさんありましたが、GKも含めてゴール前でしっかり凌げたことは、失点は反省すべき材料だが、選手たちには自信にしてもらいたい。この前の試合はどちらかというとうちの守備のテイストが少し強かったが、今日は前半からそんなにずっと守備している試合ではなかった。それが勝ちに繋がるかは別だが、違うメンバーも含めて成長してくれたかなと思います」

Q:島村選手に代わった三竿選手について。
「大学がいいので(会場笑。※早大の後輩)。僕のひとつ後輩の古賀くんがいま監督をしているが、古賀さんによく鍛えられている選手だと思います」

Q:決勝トーナメント進出は断たれていたが、何か発破をかけたのか。

「今日は発破をかけたというよりも我々のウィークというか今やらなければいけないことを海外の映像を見せたりして整理して、あまり喋らなかった。今足りないことという中で、1点目もそういうかたちで取れたと思っている。戦術的なことは言えないが、偶然ではなく必然で点を取る練習をしたほうが確率は上がる。サッカーは偶然のゴールももちろんあると思うし、そういうゴールが多いのかもしれないが、普段の練習からこういうかたちで崩して行こうと何度も思っていることで神様がプレゼントしてくれるようなゴール――セットプレーとかもそうだと思うが――そういう話を今日は視覚に訴えてやってみたが、それは前半うまくいったなと思いました」

以上
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