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【J2:第6節 熊本 vs 富山】吉田靖監督(熊本)記者会見コメント(13.03.31)

●吉田靖監督(熊本):

「前半の立ち上がりに、気を抜いたわけじゃないと思うんですけど、悔いの残る失点をして、この数試合、常に追いかける立場でゲームを進めているというところで、本当にそういうところは課題が残るなという気がします。基本的にはかなりボールを支配してゲームも支配している状況でしたけど、なかなかそこから決定的なチャンスを作り出していくというところまではいかなかったなと。最後のプレーの精度であったりアイデアであったり、その辺のところをもっともっと上げていかないといけないなという気はしています。
 ただ、ここ3試合とも、なんとか最後に追いついたということは、チームとしては評価できるという風に思います」

Q:相手が3バックで中盤に厚みがあるということで、攻撃の狙いとしてはどういうものだったんでしょうか?
「相手は結構人数をかけて攻めてくるので、(ボールを)取った時に後ろのスペースがあるので、まずはカウンターを狙っていくというところ。あとは集中守備をしてくるので逆サイドが空きますから、そこはうまくサイドチェンジを入れてスペースを作って、スピードアップしていくという狙いでした。
基本的にはボールは支配できてたんですけど、裏への飛び出し等のタイミングが合わなかったりして、特に前半はうまくいかなかったですね」

Q:これで3試合、追いついて引き分けという結果になりましたが、今日の勝点1をどう捉えていますか?
「いや、今日は今までの2試合と違ってやはり勝たなくてはいけないと僕自身は思っていましたので、やはりそういう面では本当に悔しい勝点1であって、やはり3を取らなくてはいけないと思っています。特にホームなので、ホームでは何としても勝点3を奪う戦い方をやらなくてはいけない。そういう面では本当に最初の失点が悔やまれますね。そこでこちらのペースにゲームを引き込めなかったので。後半、ある程度支配できても、ゲームを勝ちきることまではできなかったなという気がします」

Q:原田選手からファビオ選手への交代の狙いは?
「相手はある程度人に付いてくるので、中盤の形を変えることによって、相手も最初はその変化について来れないと思いますので、相手に隙をつくるために ファビオと北嶋の2トップにして、中盤をややダイヤモンドみたいな形にして、そういう中で背後を衝いていくという狙いを持って交代しました。基本的にはそこから相手の守備もある程度混乱して、そこから得点も取れたので、そういう面では機能したかなと思います。ただ、そこから勝ちきるところまでいかなかったっていうのは、やはりまだまだだなという気がします」
Q:今日から、試合前に選手が挨拶に行ってサポーターと一緒に唄うという新しい取組みがありましたが、あれに関してはいかがでしょうか?
「いいんじゃないでしょうか。我々にとって大切なサポーターですし、サポーターと一緒に戦っていくというのは非常に大切なことだと思います。選手たちが判断してやったことなので、僕自身はいいことだと思います」

Q:先ほど、カウンターがまず狙いとしてあり、それでも飛び出しのタイミングが合わなかったということですが、自陣でボールを奪ってからも、少し判断も含めて遅かったように感じられました。これは富山のプレッシャーによって効果的にカウンターができなかったということでしょうか?
「両方だと思います。相手も裏にスペースがあるので切り替えを早くして、できるだけ遅らせようとしていたので、そういう面でなかなか裏を衝けなかったというのも1つだと思います。あとはやはり、前半は裏へのタイミングのいい動き出しがなかったので。1つ動き出せば、それによって相手が変化して、いろんなところにスペースができるんですけど、その最初のタイミングの良い動き出しがちょっと少なかったなと。後半は、そういうことをもっともっと入れていこうという形で、ちょっとシステムを変えたら、だいぶこう、可能性のある攻撃が出てきたことは確かなんですけど、それをやっぱり前半からやらないと、勝ちきるというところまでいかないですね」

Q:今日の試合も含めて、崩されてよりもミスからの失点というのが続いていますが、それについては?
「そうですね、個人を責めてもしょうがないので、個人もチームと一緒ですし、これからまだ試合も続きますから、チームとして同じミスを繰り返さないようにやっていかなくてはいけないと思います。やはりそういう、ちょっとした隙で失点してしまうというのが、特に前半の立ち上がりであると、なかなかゲームをうまく運べないのは当たり前のことなので、その辺は繰り返さないようにしたいと思います。チームとして隙のない守備を作り上げていかなきゃいけないなと思います」

Q:後半から北嶋選手を投入した意図を教えてください。
「高橋の良さが生きるクロスがほとんどなかったんですね。で、やっぱり中盤である程度ボールを安定させるには北嶋の方がいいので、前線で起点を作るために北嶋を投入しました。なかなかこっちのペースに前半ははめこめなくて、高橋の良さであるクロス(に合わせる)というのが出なかったというのが交代の理由です」

Q:ここまで、立ち上がりから失点するまでに様子を見ているというか、攻める際のスピードや迫力が、追いかける状況よりも欠けているように感じますが?
「そうですね、G大阪戦は立ち上がりは良かったです。その時は我々はチャレンジャーという感じだったんですけど、どうしてもこう、もしかしたら少し受けて立っているところがあるのかも分からないです。メンタル的な問題もあると思います。そういう面では、我々は常にチャレンジャーのつもりで、こちらが常に仕掛けていくというのを徹底していかなきゃいけない。もちろん、その中では対相手なので、最初にペースを握られることもあると思うんですけど、その(自分たちが仕掛けていく)割合を高めていかなくてはいけないなと思います」

以上
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