●風間八宏監督(川崎F):
「今日の試合では、二つほどポイントがあった。一つはディフェンスラインをできるだけ下げないようにすること。これはいまやっていることで、そこのところの点検。二つ目はパスを点で合わせるところ。これをしっかりやっていこうということだった。最終的にDFラインはそれほど大きな問題はなかったと思う。しかしパスを点で合わせるところの共通認識がまだ完璧ではない。そういう意味ではこれからしっかりやっていくという課題は出たと思う」
Q:今日の試合は移動や合宿の疲れの影響もあったか?
「もちろんあった。それは僕自身もそう。ただ、この厳しい日程でなぜやろうと思ったかというと、やはりこの中で正確性、精度というものをどれだけ突き詰めることができるのかというところ。こういうときのほうがかえってハッキリ出るというところは、みんなの認識、動いたら足元にボールを入れるという認識の甘さがしっかり出ていた。良かったら『だいぶ分かったな』となるし、良くなかったらからこのへんのところはだいぶ違う。これが通っていればもっともっと大きなチャンスが5回から6回くらいできていたはず。これが非常にズレているということが認識できた。逆に言うと、この疲れた中でやることには意味があったと思う」
Q:これで2次キャンプの締めとなるが、ここまでのチームはどうか?
「ここまですごく順調に来ている。いろいろな課題はあるが、それにしても今日の後半などはボールを自分たちがスムーズに動かせるようになった。ただ、判断のミスが後半はあったが…。体の部分、ボールを動かして自分たちがやるサッカーに順応してきているというふうに思う。非常にスムーズだし、やはり90分の中で落ちてくるところが2次キャンプの中ではあまり見られなかったので、そういう意味では順調だと思う」
Q:開幕まで2週間だが、どのあたりを進めていくか?
「最終ラインで相手の勢いをもう少し簡単に外せるように、判断の速さをもっと意識させる。あとは動きではだいぶ外しているので、そこのところでボールがしっかり足元に入るかどうか。そこの認識をしっかりさせてトレーニングをしていくこと。あとはチームがやってきたことがそのまま出ている。そういう意味では微調整というか、これはずっとこれから1年かけて上げていかなければならないことだが、そこの認識をハッキリさせることが開幕までの仕事だと思う」
以上