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【2013Jリーグプレシーズンマッチ 北九州 vs 仁川】プレビュー:クラブ史上初の海外チームとの親善マッチは、現在の実力を知る真剣勝負。(13.02.17)

北九州市制50周年記念/北九州市・仁川市姉妹都市提携25周年記念試合と銘打たれた、今回のプレシーズンマッチ。名称だけ聞けば、とてもフレンドリーな印象を受けるが、この試合が持つ意味を柱谷幸一監督は「開幕前の大事な一戦」と、重要性を説いた。

1月末から2週間、島原で行われたキャンプでは、「チームワーク、90分間戦えるフィジカル、チームとグループの戦術」にテーマを置き、トレーニングを行った。ピッチでは、時には厳しい面も見せながら、自らのサッカー理論を選手達に叩き込ませた柱谷監督。だが一歩ピッチを離れると、選手達と冗談も言い合うなどコミュニケーションを図り自らが先頭に立ってチームを一つにまとめていった。

島原キャンプ期間中、その成果を確認する為に大田(Kリーグ)、長崎、福岡大学、山形の4チームと計6試合のトレーニングマッチを行い、大きな収穫とッキリとした課題が見えた様に思う。

収穫は攻撃陣の好調ぶりだ。エースの池元友樹は昨季終盤に負傷してしまい、不本意な形でシーズンを終えたが完全復活をアピール。練習時からドリブルのスピード、どこからでもゴールを狙う貪欲さを見せ体がキレているとは感じてはいたが、3ゴールをあげる好調ぶりを発揮。今季も前線でこの男がチームを引っ張って行く。キャンプ期間中に加入が決まり、池元と同じく3ゴールをあげたナム イルウ。ベテランの大島秀夫、大卒ルーキーの柿本健太にもゴールが生まれ、FW陣の競争は激しさを見せている。これからもっと中盤との連携が増していけば、昨年とは違ったゴール前での迫力ある攻撃シーンが増すだろう。

課題は6試合で7失点の守備面にある。トレーニングマッチとはいえ、試合終盤での失点も目立った。柱谷監督も、守備面での細かい修正に取り掛かろうと練習後に試合のビデオを見せながら何度もミーティングを行っていた。その成果をこの試合で結果として出したいところ。

対戦相手の仁川(インチョン)ユナイテッドFCは、韓国西北部に位置し、ソウル、釜山に次ぐ第三の都市仁川がホームタウンだ。2003年に創立され、2004年からKリーグに所属する、母体企業を持たない市民クラブ。元韓国代表の、MFキム ナミル、FWソル ギヒョンを擁し、昨季はリーグ戦で16チーム中9位の成績。今季は昨季まで大宮に所属していた、元韓国代表のイ チョンスを獲得(今回の遠征には招集されず)、上位進出を伺っている。

今年から韓国も2部制が導入され、降格も始まる激しいリーグ戦が待っている。1部のKリーグクラシックの開幕は3月2日だが、仁川は北九州と同じく3日に初戦を迎える。このプレシーズンマッチは、両チームにとって単なる一戦では無い。今年一発目の真剣勝負!90分間の、熱い戦いが予想される。

以上

2013.02.15 Reported by 坂本真
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